---

ハクサンムーンは「今まで見てきた中でも1番」!?

　先週の新潟記念、直線でのローウィラー騎手の騎乗振りにはヒヤッとしました。

　何人かの騎手が妨害を受け、中には落馬寸前のシーンもありましたし、マーティンボロも馬込みをこじあけての内容だっただけに脚元が心配となりましたが、とにかく人馬共に無事でホッとしました。

　ローウィラー騎手は23日間の騎乗停止となったわけですが、以前のルールとは違い、降着となる案件ではなかった為に審議ランプは付かず降着もなし。昔のルールに慣れているせいか? 一瞬戸惑ってしまいました…。

　一方、小倉2歳ステークスは15番人気のオーミアリスが勝利となり、国分優作騎手にとっては初重賞制覇に。騎手6年目、しかも関東から関西に籍を移しての経緯があるだけに、喜びもひとしおだったことでしょう。

　近年、デビュー3年目以降に騎手を続けていくのは大変なこと。日々の調教の中で陣営との関係を築き1鞍へと繋げていくわけですが、その全てが繋がるわけでもないですし、レースの結果次第では乗りかわってしまうことも…。そういった意味でも、今回の重賞制覇には嬉しく思いました。

　さて今週から舞台は阪神へと移り、スプリンターズSに向けての戦いセントウルSが行なわれますね。

　注目される1頭・ハクサンムーンですが、春の状態とは雲泥の差。状態の良さに驚きました。以前は右側の筋肉が削がれ左右のバランスに違いがあり精神的にもイライラムードでしたが、今回はしっかりと右側にも筋肉がつき、普段の立ち姿にも違いが感じられるほどでした。

　もともとひと叩きされてよくなるタイプではあるのですが、今回は今まで見てきたハクサンムーンの中でも1番と言っても良さそうなほどのデキ。それゆえ期待できそうな気もします。

　またデキの良さと言えば、前走初重賞制覇を成し遂げたリトルゲルダもさらに上積みが見込めそうな雰囲気。とは言え斤量は前走から1キロ増えますし相手も強くなるなど条件的には厳しいですが、背腰の筋肉が落ちて尖ったお尻をしていたアイビス時とはまるで別馬。それだけにアナドレナイ気もします。

　それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。