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小崎綾也騎手(1)『競馬学校で号泣!?注目の新人の素顔とは』

  • 2014年10月06日(月) 12時00分
おじゃ馬します!

▲今月のゲストはレベルの高い新人騎手の中でも好成績を残している小崎綾也騎手!

栗東・小崎綾也騎手、松若風馬騎手、義英真騎手、美浦・石川裕紀人騎手、井上敏樹騎手、木幡初也騎手。今年の新人は粒揃いと言われ、評価が高い。そこで「おじゃ馬します!」の10月のゲストに、小崎騎手をお迎えします。現在25勝(9月29日現在)と、松若騎手の33勝(9月29日現在)に次ぐ高成績。父はスマートファルコンなどを管理した小崎憲調教師。気になる小崎騎手の素顔に迫るべく、まずは15コの質問にお答えいただきます!(取材:東奈緒美)


いろいろなことがこみ上げてきて…

Q1.生年月日、出身地、血液型、何人家族?

 1995年5月13日生まれの、滋賀県栗東市出身です。血液型はA型で、僕を合わせて4人家族です。兄弟は2つ下の妹がいます。今高校2年生です。

Q2.これまでやっていたスポーツは? 観戦で好きなスポーツは?

 空手を小学校から6、7年間やっていました。黒帯までいけたので、そこで区切りをつけて辞めたんです。あとは乗馬を小学校5年生くらいから習っていました。

 スポーツは大体なんでも好きなので、いろいろ見ますね。サッカーは、競馬学校時代にJリーグ観戦という学校行事があって、それでみんなで見に行ったことがあります。それが初めての生での観戦だったんですけど、すごく楽しかったです。野球だとどうしてもこう、攻撃が終わって守備と交代する時に、自分もそこで休憩しちゃうことが多いので…。その点サッカーだと、立ちながらずっと盛り上がって応援できるので、もっと見に行ってみたいなという気持ちがあります。

おじゃ馬します!

▲初勝利を挙げたケルンフォーティーは父の管理馬(撮影:下野雄規)

Q3.休日はどんな事をして過ごす?

 休みの日は比較的ゆっくりするほうですね。土日の競馬で疲れて、月曜の朝はゆっくり寝たい…とは思うんですけど、普段のクセで休みの日でも5時台に起きてしまいます(苦笑)。起きて、午前中は部屋の掃除とかをしています。普段だとあまりそういう時間がないので、自分を見つめ直す時間にもなりますし。部屋がキレイになると、自分自身もダラダラしなくなるので、1週間に1回ぐらいは部屋の掃除をしようかなと思っています。

Q4.特技、趣味は?

 特技は…あまりないです。騎手になる前はそれこそ「乗馬」って言っていましたけど、今はもう馬乗りが上手とかは言えないですので(苦笑)。プロのレベルに達してしまったら、そこの中では自分は一番下です。だから今は特技という特技はないですね。

 趣味は、中学校のときは結構バス釣りをしていました。滋賀県に住んでいるので、琵琶湖が近いですからね。釣りが好きな友だちが何人かいたので、よく行っていました。最近はここ何年も行けていなかったんですけど、ちょうど今週の月曜に久しぶりに行って来たんです。琵琶湖に朝6時から夕方5時まで。11時間、船の上ですね。遮るものがないから、焼けちゃいました。こんな見た目で取材を受けるのが恥ずかしいんですけど…。失敗しました。

Q5.自分の性格を一言で言うと? 他の人からはどんな人だと言われる?

 人からは「真面目だな」って言われます。自分でも比較的真面目かなとは思いますけど、自分としては普通に生活しているだけですからね。自分ではなんとも言えないです(苦笑)。

Q6.怖い物や怖い場所はある?

 怖い物はそんなにないです。お化けとか、一人だったらもちろん怖いですけど、みんなで行けば全然ですし。むしろ、他の人が怖がっているのを楽しむぐらい(笑)。高いところも全然です。絶叫系も大好き。バンジージャンプもやってみたいぐらいです。

Q7.これは譲れない、というこだわりは?

 こだわりですか。馬、競馬に対してのこだわりなら、語り出したら止まらないくらいですけど。まあでも、自分のレベルはまだまだですので、“譲れない”と言えるほどではないです。

Q8.今までで一番感動した事は?

 感動して泣いたことって、本当になかったんです。本や映画やテレビを見て、「いい話だな」と思うことはあっても、泣いたことは今まで1回もなかったんですけど、最近1回だけ泣いたことがあって。

 競馬学校で、卒業式の前に送別会があるんです。1人ずつスピーチするんですけど、その時に泣きました。学校時代はいろいろなことがあったので、そういうものがこみ上げてきて…。しゃべれないぐらい、人生で一番泣いたかもしれません。

 まぁ、自分でも怪しいなとは思っていたんですけどね。スピーチになったら多分駄目だろうなとは思っていたんですけど、案の定…。感動というのかはわからないですけど、グッとくるものがあったんですかね。あの時だけは号泣でした。でも、送別会で全部吐き出したので、卒業式ではもう全然。すがすがしい気持ちでした(笑)。

おじゃ馬します!

▲小崎「すがすがしい気持ちでした(笑)」

Q9.今までで一番恥ずかしかった事は?

 なんでしょう? 恥ずかしいことは、後からできるだけ隠そうとするので。なかったことにします(笑)。

Q10.最近、大笑いした事は?

 何かあるかなぁ? 楽しくて笑うことはたくさんあるんですけど…、改めて思い出そうとすると出てこないです。ごめんなさい(苦笑)。

Q11.人生で一番ピンチだったことは?

 考えてみると、僕はまだ、本当のピンチになったことはないのかもしれないです。ジョッキーになりたいと思っていたのも、こうして叶えられましたしね。今まで結構うまいこと進んできたほうだと思います。

 小崎先生からも、怒られたことはあまりないです。普段から比較的優しい父親だとは思うんですけど。もちろん、仕事に関しては厳しいので、調教師という立場から指導を受けたりはします。それだけ自分は、環境の面で恵まれているんだと思います。特に、周りの方に恵まれていると感じますね。

Q12.この場を借りて、謝りたい事はある?

 いたずらが結構好きで、同期にしたりするんですけど…。でも、その人にすぐに言っちゃうんです。それで笑わせちゃうタイプで。

 謝ることですよね…、この場を借りて謝りたいというのとは違いますが、ジョッキーになると謝ることばかりではありますよね。レースが終わって、失敗してしまった時、危ないことをしてしまった時は謝ります。ちゃんと反省して、言葉で伝えることはする。それができないと、ジョッキーとしてはやっていけないかなと。今は毎週末その繰り返しですね。本当に謝ってばかりです(苦笑)。

Q13.一つだけ願いが叶うとしたら何を願う?

 僕はあまり欲がないので…。こうしてジョッキーにもなれましたし、環境にも恵まれているので、今のままで十分です。ここから自分で頑張っていきます。

Q14.一番の宝物は?

 物ではあまりないですが、周りの方々が一番大切ですね。本当に僕は人に恵まれているので、支えてくださっている方たちを大切にしたいです。

Q15.競馬で頑張るために、エネルギーとなっている物は?

 何かからエネルギーをもらうというより、自分で自信をつけてから競馬に臨もうという感じです。僕は結構考えて乗ってしまうほうだと思います。なので、考える時間も結構多いとは思います。

 おいしいもの食べながらみんなでしゃべるのは、一番力になるかもしれないですね。僕、何でもおいしいって言っちゃうんです。よく「ここのラーメンおいしくない」とか言うじゃないですか。でも僕は、ラーメンでマズイのって食べたことないです。どこに行ってもおいしい。幸せなことですよね(笑)。

 特に好きなものは、気持ち的にも満足するのは焼き肉です。競馬界の人たちって、勝祝いで焼き肉に行ったりすることが多いですよね。焼き肉はおいしいですし、モチベーションも上がります。(次週へつづく)

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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