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埼玉新聞栄冠賞

  • 2014年10月07日(火) 18時00分
 浦和1900mはコーナーを6回も通過するせいか、圧倒的に「先行馬有利」のデータが出ている。その点でもユーロビートの中心は揺るがず、先に行けるガンマーバースト・マイネエレーナも有力で、もつれた場合はトラバージョとカキツバタロイヤルの末脚が怖い。

 ◎ユーロビートは転入して2連勝で東京記念を制覇と、実力の違いを証明。自在のレースが出来る器用さから、不動の本命馬といえる。

 〇ガンマーバーストは昨年の優勝馬で、あの時と同じ積極的なレースが出来れば連覇の夢が叶う。

 ▲トラバージョは笹針・放牧明けになるが、追い切りの動きは目立っており、得意な距離で重賞制覇に挑む。

 ×マイネエレーナは[4-2-0-1]の好成績を残す地元コースだけに、54キロなら好勝負は可能と見た。

 注カキツバタロイヤルの昨年は58キロを背負って3着に追い込んでおり、久々を叩かれての気合い上昇は軽視できない。

 △ナイキマドリードは短距離中心に使われてきたが、1600mで3勝の実績があり、自分のペースで先行できれば上位もある。

◎06ユーロビート
〇08ガンマーバースト
▲11トラバージョ
×03マイネエレーナ
注05カキツバタロイヤル
△04ナイキマドリード

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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