◆菊花賞はベタな血統馬券術が面白いほど決まる「亀ちゃん。今度の本命は○○でしょ?」
大レースが近づくと、ユーザーの皆様や編集者、スタッフと挨拶代わりに交わす言葉です。
一番いいのは、皆さんの予想通りの馬を本命にして当たる時。なおかつ配当がそこそこつけば、こんなに幸せなことはありません。
次に嬉しいのは、皆さんの予想を裏切る馬を本命にして、馬券をビシッと当てる時。翌週のボクの本命を聞くのも、多少は楽しみにしてもらえるでしょう。
しかし「皆さんの予想外の馬を本命にする」のは危険な手でもあります。ハズした場合、ダメージが大きいのです「亀谷は自分のベタな理論を信じないのか」と失望されるからです。
この最悪のパターンが、菊花賞ではあまりにも多すぎました。
04年はダンスインザダーク産駒のデルタブルースが単勝45倍で優勝。09年はダンスインザダーク産駒が1,2着で馬連94倍。そして2012年はダンスインザダークとまったく同じ配合(全弟)のトーセンダンス産駒ユウキソルジャーが7人気3着。
このように菊花賞は「ダンスインザダーク馬券」のようなベタな血統馬券術が面白いほど決まるレースです。
けれども、恥ずかしいことに、ボクはいずれの年もダンスインザダーク産駒を本命にしていないのです。だから決めました「菊花賞は皆さんが思った通りの馬を本命にしよう」と…。
さて今年の菊花賞。
「ハギノハイブリッドを本命にするんでしょ」と皆様に言われました。亀谷敬正ホームページで無料公開中のデータを見れば、誰でもそう思うでしょう。
まずは、ホームページで無料公開中の「菊花賞の3代内種牡馬データ」をご覧ください
ロベルト、トニービン、ニジンスキーの血いずれかを3代内に持つ馬はベタ買いでもプラスになるレースです。過去の該当馬は次の通り。
<ロベルトの血を持つ馬>
2013年1番人気1着エピファネイア、2012年5番人気2着スカイディグニティ、2010年13番人気3着ビートブラック、2009年8番人気1着スリーロールス、6番人気3着セイウンワンダー
<トニービンの血を持つ馬>
2013年5番人気2着サトノノブレス、2010年13番人気3着ビートブラック、2009年7番人気2着フォゲッタブルが該当
<ニジンスキーの血を持つ馬>
2012年7番人気3着ユウキソルジャー、2009年8番人気1着スリーロールス、7番人気2着フォゲッタブル
今年の該当馬は次の通り
<ニジンスキーの血を3代内に持つ馬>
なし
※トーホウジャッカルが4代目にニジンスキー
<ロベルトの血を3代以内に持つ持つ馬>
ハギノハイブリッド、ショウナンラグーン
<トニービンの血を3代内に持つ馬>
ハギノハイブリッド、ワンアンドオンリー
ハギノハイブリッドはトニービンとロベルト両方の血を持つ馬ですね。
また、亀谷ホームページでは近親のデータも無料閲覧できます(馬名をクリック)
ハギハイブリッドの近親には2008年の菊花賞を15人気で2着に激走したフローテーションの名が! ボクが菊花賞でお世話になった馬ですから、誰もが「亀谷の本命はハギノハイブリッド」と思ってくれるわけです。
さて「皆様の予想通りの馬を本命にしよう」と決意した菊花賞。「ブレることも大事」を信条としているだけに、ホームページで公開する最終予想まで本当に決意は揺るがないのでしょうか?
土曜日は、菊花賞よりも大金を買うかもしれない富士S。今年重賞で最もお世話になったリファールの血。なかでもダンシングブレーヴの血に注目しています。
先日の某原稿で「今年の重賞はダンシングブレーヴだけでワンルームマンション1部屋買えた」と書きましたが年内に「2LDKが買えた」に修正できることを期待しています。ワンルームマンションも消さないといけない事態は避けたいものです。
最後に告知を。
10/26(日)22:00〜グリーンチャンネルで放送される『競馬場の達人』に出演します。今回の『競馬場の達人』はお笑いタレント・千鳥の後編で、千鳥の助っ人として亀谷敬正が登場いたします。
なお、10/25(土)〜11/2(日)はグリーンチャンネル(BS、スカパー!プレミアムサービス/光)の無料放送期間ですので、グリーンチャンネル未加入者の方も無料でご視聴いただけます。
今週は他のホームページからの張りつけが満載になってしまいました(笑)。