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シンボリクリスエス以来の3歳馬Vなるか!! 天皇賞・秋(GI)

  • 2014年10月27日(月) 18時00分


 今年の天皇賞・秋の目玉は皐月賞馬イスラボニータの参戦。世代屈指の瞬発力で2000m辺りでは同世代に敵はおらず、古馬との初対戦でも斤量差を考えると当然好勝負になるだろう。それを迎え撃つのは最強牝馬ジェンティルドンナ、天皇賞・春連覇のフェノーメノといった強豪たち。海外遠征組は不在でも豪華メンバーでの戦いとなる。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■11/2(日) 天皇賞・秋(3歳上・GI・東京芝2000m)

 イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)は秋初戦のセントライト記念でライバル達を完封。2000m前後なら同世代には敵がいないと思わせるほどの強さを見せた。今回が古馬との初対戦となるが、東京コースはこの馬の瞬発力をフルに発揮できる場所で、斤量差を考えると当然上位争いに持ち込んでくるはず。2002年のシンボリクリスエス以来となる3歳馬による優勝が期待される。

 ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂正厩舎)は2着だった昨年と同じく、休み明けでここに臨む。元々一叩きした方が良いタイプで、歳を重ねるごとに休み明けは走らなくなっているが、実績はこのメンバーでも当然上位。その地力に期待が掛かる。

 フェノーメノ(牡5、美浦・戸田博文厩舎)は天皇賞・春を連覇し、秋はここに的を絞ってきた。軽い馬場への適性が高く、東京コースも得意で、休み明けも問題ないタイプ。距離の2000mも問題なく、ここは好勝負になるはずだ。

 その他、輸送が課題も立て直された効果が期待されるエピファネイア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)、前走のオールカマー優勝で改めて力のあるところを示したマイネルラクリマ(牡6、美浦・上原博之厩舎)、地力強化が目覚ましいマーティンボロ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)辺りも好勝負に持ち込めそう。発走は15時40分。

【データ分析/過去10年】
人気…1人気は[4-3-1-2]と勝率、連対率、複勝率ともに優秀。馬券圏外に負けた2頭(2006年・スイープトウショウ、2011年ブエナビスタ)も掲示板には載っており、大敗はしていない。2人気は[0-2-3-5]勝ち馬は出ていないが複勝率は50.0%とまずまずの成績。

前走レース…勝ち馬の半分は毎日王冠組[5-3-2-51]だが、出走頭数も多く連対率は13.1%、複勝率は16.1%にとどまっている。毎日王冠よりも数値が高いのは宝塚記念組[2-2-1-17]連対率18.2%、複勝率22.7%、札幌記念組[2-0-2-8]勝率16.7%、複勝率33.3%となっている。京都大賞典組[1-0-1-17]、オールカマー組[0-1-0-24]は毎日王冠よりも低い数値となっている。

脚質…4角先頭の馬は[0-1-0-9]馬券になったのは2008年のダイワスカーレットだけとGIクラスでないと逃げ残りは厳しいか。2番手も[1-1-0-11]連対率15.4%と先行勢は結果が残せていない。7〜10番手が[6-3-4-28]連対率22.0%、複勝率31.7%と高く、中団から差してくる脚を持っている馬を中心に考えたい。

年齢…年齢…3歳[0-3-2-12]、4歳[5-4-3-30]、5歳[4-3-3-41]、6歳[0-0-2-26]、7歳以上[1-0-0-34]と基本は3〜5歳馬。連対率でみると4歳→3歳→5歳、という順になる。

◆イスラボニータ
・一週前調教診断/井内利彰
 休み明けとはいえ、きっちり標準量の追い切り本数をこなして仕上げてきたセントライト記念は完勝。今回は

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