ファンタジーSはダノングラシアスに期待
今週の火曜日、ビックリしました…。
まさかアドマイヤラクティが死んでしまったとは…。
前哨戦のコーフィルドCを勝利してのメルボルンCだっただけに、陣営の重圧や期待というのは相当なものがあったことでしょう。
馬と一緒に帰ってくることができない状況を考えると、担当者の方は相当辛いことでしょう。今年の凱旋門賞前の国内最終追いきりを終えた際の、横山典弘騎手の「海外遠征というのは人馬共に無事に帰ってくることが1番大事。大変なことなのだから…」という言葉がズシリと重く感じました。
つい数ヶ月前もクロフネサプライズが調教中の事故で亡くなり馬房に手をあわせに行くと、空っぽの馬房に小さな祭壇が設けられており、ニンジンや燕麦がお供えされていましたが、その横で担当の田所助手の悲痛そうな顔つきが切なすぎて…ほんとにかける言葉もなかったです。
しかも今回においては原因不明により現地で解剖するとのこと。前哨戦の喜びから一転、あまりにも惨すぎて、陣営の胸の内を察するとこちらまで重い気持ちになってしまいます。
アドマイヤラクティの冥福と関係者の方々の心が癒されることを願うばかりです。
話題を変えます。先週の天皇賞、G1馬が休み明けということもあったのか? 勝利したのは、この秋のG1勝利馬の共通点である重賞未勝利馬スピルバーグでした。
しかもスローな流れで団子状態とも思えない隊列にも感じたのですが、直線豪快に各馬を差しきっての勝利は、この馬の持ち味である瞬発力が活かされる展開だったということなのでしょうか…。あとは直線、思っていた以上に内よりも外の方がよかったのでしょう。
北村宏騎手と言えば藤沢厩舎一丸となって馬を作り上げていく日々があるだけに、その喜びはひとしおだったことでしょう。
また山本オーナーにとっても初G1制覇。これまで夢に投資してきた金額と月日もあってか、レース後の嬉しそうな表情が実に印象的でした。
さて今週は重賞レースが5つも行われますね。
特にダート重賞「みやこS」は面白いメンバーが集結。3歳馬のアスカノロマンは前走強い内容で勝利したものの、中1週に加え相手強化と課題も…。
一方、ニホンピロアワーズとブライトラインは前走負けすぎ。ナムラビクターはどちらかというと阪神向きな気が…。となると残るのは4歳馬のクリノスターオーかインカンテーションということに。
本命はどちらかになりそうですが、現時点ではまだまだ悩み中です。
一方のファンタジーSはダノングラシアス。新馬戦での走りを見た時、軸のぶれない素晴らしいフォームをしていて、期待している1頭です。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。