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ダノンバラード全弟ロードユアソングが東京でデビュー!

  • 2014年11月10日(月) 18時00分


【栗東】
◆アドマイヤジャズ(牡、父タニノギムレット、母ジュピターズジャズ、栗東・友道康夫厩舎)
デビュー馬

 全兄スズジュピターは新馬、ダリア賞と連勝し、東京スポーツ杯2歳S2着。その後は朝日杯FSに出走し、1番人気になっている(5着)。2012年セレクトセール当歳にて、5200万円で落札されている。
 本馬は10月4日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。当初から動きの良さは目立っていたが、11月6日のCWでは、ボージェストを追走して楽に先着。6F82.2秒、1F11.8秒と、新馬としてはトップクラスの時計をマークした。追い切り本数は十分にこなしており、初戦から楽しみな状態で出走できそう。11月16日(日)京都芝1600mを藤岡康太騎手でデビューする予定。

◆アンビシャス(牡、父ディープインパクト、母カーニバルソング、栗東・音無秀孝厩舎)
デビュー馬

 半兄に芝長距離で2勝を挙げ、現在は障害レースに出走しているプロフェッサー(父リンカーン)がいる血統。入厩当初、本馬について「最初は動かないかも知れないけど、追うごとに良くなってくると思う」とコメントしていた音無秀孝調教師。
 実際、10月30日のゲートからの追い切りでは、先週の新馬戦でデビュー勝ちしたマズイマズイウマイに手応え優勢で同入した。レースで騎乗予定のC.ルメール騎手が跨った、11月6日の坂路ではまだまだ物足りない面が見られたが、芝の実戦タイプという印象もある。デビュー戦は11月15日(土)京都芝1800mが予定されている。

◆エイムハイ(牡、父ディープインパクト、母サンドリオン、栗東・安田隆行厩舎)
デビュー馬

 母は現役時代に同厩舎で管理され、3連勝で紫苑Sを制し、カワカミプリンセスの勝った秋華賞で7着した後、引退している。母との比較について「母もデビューした当初は少し地味な印象がありましたが、似たような感じですね。レースに使っていって、良さが出てくるタイプだと思います」と安田隆行調教師。
 11月6日には、レッドアルヴィスを追走する併せ馬で、最後は1馬身の遅れ。しかし、相手は重賞ウイナー。よく食い下がって、4F52.4秒をマークしたと評価すべきだろう。デビュー戦は11月15日(土)東京芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ロードユアソング(牡、父ディープインパクト、母レディバラード、栗東・池江泰寿厩舎)
デビュー馬

 母は現役時代にTCK女王盃(大井ダート2000m)、クイーン賞(船橋ダート1800m)の地方交流ダート重賞を制覇。全兄ダノンバラードは池江泰郎厩舎でラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ち、厩舎が定年解散で池江泰寿厩舎へ転厩した後はAJCCを勝っている。
 本馬は吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。順調に坂路での追い切りを積み重ねて、1週前はCWで新馬ラヴィダフェリースとの併せ馬。追い比べで遅れてしまったが、6F83.5秒、1F12.4秒は決して悪くない数字。十分に中身は出来ているだけに、初戦から態勢は整っている。11月16日(日)東京芝2000mをR.ムーア騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アジアンテースト(牡、父Into Mischief、母Touch Me Babe、美浦・手塚貴久厩舎)
 OBSマーチセールの出身(39万ドル)。試走では1F10秒0のタイムを出していた。父はHarlan's Holidayの直仔(Storm Cat系)で米国の2歳G1(AW1700m)を勝っている。ここ2週は京王杯2歳S2着のサフィロスを相手に併入と水準以上の動きを見せており、初戦から動けそうなムードだ。「走るフォームがいいし、しっかりと動けている。530キロ前後の大型馬で緩さがあるけど、その割に手先は軽い。血統的にも体形的にもダートの1400mから1600mぐらいに適性がありそう」と手塚貴久調教師。11月15日(土)、東京のダート1400mmをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆ブレイクエース(牡、父キングカメハメハ、母キュー、美浦・戸田博文厩舎)
 戸田博文厩舎にゆかりの血統。半兄に共同通信杯を制したブレイクランアウト、現3勝のエネアド、半姉に現2勝のキュリオスティーがいる。入厩後の調教量は実に豊富。先週の6日には三浦皇成騎手を背にポリトラックコースで1F11秒台をマークした。「じっくりと乗ってきたし、ひと追い毎に反応が良くなってきました」と斎藤調教助手。11月15日(土)、東京の芝1600mを三浦皇成騎手で予定している。

◆ボルゲーゼ(牡、父キングカメハメハ、母ラルケット、美浦・木村哲也厩舎)
 ファルブラヴ産駒の母は通算4勝の他、クイーンC3着の活躍馬。おじに障害の重賞を制したクランエンブレム、クリーバレンがいる。「ゲート試験に合格してから牧場に戻して成長を促したけど、理想通りに成長している。能力があることは確か。早くから期待していた馬だし、先々を見越して大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。11月15日(土)、東京の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆フロリアード(牝、父クロフネ、母キャスケードブーケ、美浦・大竹正博厩舎)
 一族からダイワメジャー、ダイワスカーレットなどの一流馬が出ている母系。先週の追い切りでは蛯名正義騎手を背に軽快な動きを見せた。「馬体重以上に大きく見せるタイプ。クロフネ産駒にしては軽さがあって気性的にも前向き。ジョッキーの感触もいいし、初戦から楽しめそう」と大竹正博調教師。11月15日、東京のダート1400mを蛯名正義騎手で予定している。

 大竹厩舎からはルサルカ(牝、父ステイゴールド、母ウォータームーン)もスタンバイ。こちらは11月16日(日)、東京の芝2000mを北村宏司騎手で予定している。

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栗東担当:井内利彰 「競馬予想TV!」に出演中の調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」など。

美浦担当:竹之内元 大学に通うため、東京競馬場から徒歩3分のアパートに住んだことで転落人生を歩み出した38歳ライター。POGでは中山大障害勝ちのメルシータカオー指名が自慢。

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