デキのよさを感じるフィエロ
エリザベス女王杯、いいレースでしたね。
また、勝利した川田騎手にとっては今年のクラシック戦線で牝馬・牡馬共に有力馬に騎乗してきた経緯や凱旋門賞でのこともあっただけに、気持ちが幾らか救われる勝利となった気がします。
終わってみれば掲示板5頭中3頭が角居厩舎。
しかも昨年2着のラキシスが勝利をし、9着だったディアデラマドレが3着と結果のみならず、気性面での成長など内容に関しても1年前の課題を克服している姿があり、その点も凄いなぁ〜、さすが角居厩舎だなぁ〜と感じるエリ女でした。
2着に敗れはしましたがヌーヴォレコルト陣営の手腕を感じた1戦にも。というのも今回は輸送のある中でのレースとなったわけですが、状態的にも前走の秋華賞と遜色のないデキ。
しかもこの間の1週前追いきりにあえて岩田騎手に騎乗依頼をした斎藤調教師。
個人的には、なぜこの短期間に、しかも牝馬で輸送の心配もあるタイプなのに、わざわざ岩田騎手を乗せたのか?と非常に気になっていました。ましてや岩田騎手とコンビを組んで5戦を経験しているのに…。
なにかそこには斎藤師の考えがあってのことだと思いレース前に伺うと、「騎手に状態面を心配しながらレースをむかえてほしくなかった。状態が良いということを理解してもらいたかった。岩田君という騎手は馬を信じた時に1番素晴しいパフォーマンスをするジョッキーだと思うから。これがまた別の騎手ならば違う選択もしていたかもしれない」と、騎手心理をよんでのものでした。
しかも当日の馬体重が-4キロだった点を考えれば、馬の精神面も理解した上での判断だったことがよみとれます。今後、斎藤厩舎はさらなる活躍馬を輩出していく厩舎へとなりそうな気がしました。
さぁ今週はマイルCS。
デキの良さを感じたのはフィエロ。雄大で柔らかみある馬体、しかも一度叩かれたことで体のラインもしまっており、素晴しいデキに感じます。
陣営も、「前走とはまるで違う」と太鼓判。期待できると思います。
それでは週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。