赤岡修次騎手
赤岡修次騎手「また来年も全国のリーディングジョッキーたちと戦って、ここに来たいと思います」
――初日(2着、13着:暫定5位タイ)を終えて。
赤見:WSJS第1日目お疲れ様でした!
赤岡:悔いが残ったわ〜…。(第2戦)行ったら良かったです、せっかくスタート決まったのに。行かなきゃいけなかったですよね。外枠だった分、けっこう仕掛けて行かないと。みんな行ったしね。それで、3コーナー手前くらいで一気にペースが落ちてしまって。内行きたいけど内にみんないるし、なかなかこのメンバーじゃ開かないですよね。僕のポイントがどうというよりも、馬にとってそういう乗り方をしてあげた方がよかったんじゃないかって。まだ僕が未熟でした。明日に向けて参考になりました。
赤見:第1戦目は逃げて渋太く粘っての2着!いきなり魅せてくれましたね。
赤岡:僕らしいレースをすることが出来ました。実は、返し馬で落ちると思ったんですよ(笑)。全然馬場に出て行かなくて、しばらく待って、2〜3分くらい待ったんですけど全然行かなくて。『まさか除外になるか?!』なんて考えていたら、係員の方が走って来てくれて、『その馬はクルっと回してあげたら行くそうですよ』って教えてくれたんです。言われた通りに回してみたら、引っ掛かって行きました(笑)。でも馬は入れ込んでるし、どうしようかなって。もう行けるだけ行くしかないって、そこで開き直りました。
赤見:スタートしてすぐにハナに立ちましたよね。
赤岡:スタート決まりましたからね。内の馬が行くかなと思ったんですけど、パッと見たら1馬身以上速かったんで、思い切って行きました。アメリカンダイナーのこれまでのレース映像を見て来たんですけど、前走の4着も相当粘ってましたから。外から馬が来てからも、グッグッとちょっとずつ伸びてる感じで。今日もそのイメージで乗って、外から来ててもタレそうな雰囲気はなかったので、なんとか踏ん張ってくれ!って思ってました。
赤見:直線は長かったんじゃないですか?
赤岡:追いましたよ、もうホントに(笑)。追い出しはけっこう我慢しましたけど、それでも長かったですね。エキストラ騎乗で馬場を見させてもらって、『ゴールまだ?』って思いましたもん。やっぱり府中の直線は長いです。追い応えありますよね。
赤岡騎手「馬場を見させてもらって、『ゴールまだ?』って思いましたもん。やっぱり府中の直線は長いです。追い応えありますよね」
赤見:それにしても、初戦2着は大きかったんじゃないですか?
赤岡:大きいですよね。あれで肩の力が抜けました。緊張というか、高知から応援もたくさん来てくれてますし、とにかく見せ場を作りたいっていう気持ちだったので。久々の左回りの芝ですし、これだけのメンバーで戦う中で粗相があってもいけないですし。
赤見:これで5位に付けました。十分表彰台を狙えますね。
赤岡:明日は、評価的にはAとBが残っているので、チャンスはあると思います。明日、全力で頑張るしかないですね。総合優勝出来ればいいですけど、1つでも上の着順を目指します。しかも明日はジャパンカップですごい人でしょ。その中で戦えるのは、とても光栄です。
――2日目(12着、4着:総合6位)を終えて。
赤見:お疲れ様でした。
赤岡:いや〜終わっちゃいましたね。総合6位ですか。ちょっと中途半端かな。1つ勝ちたかったですね。でもすごく楽しかったし、いい勉強になりました。終わったのは寂しいですけど、肩の荷下がりましたね。プレッシャーっていうほどではないですけど、地方代表して来ていますし、高知の看板も背負っているんでね。
赤見:7年前とは違いましたか?
赤岡:そうですね。前に来た時には誰も僕のことを知らないですし、もうホテルから出たくなかったですよ。それくらい憂鬱でした(笑)。でも今回は、みんな声を掛けてくれますし、すごくいい雰囲気の中で乗らせてもらいました。この7年で、高知競馬の知名度が上がったって言うことなのかな。僕の知名度ですか? それはどうですかね(照)。僕自体は変わってないかなと思いますけど。でも応援も増えましたね。黄色い声ではなく、野太い声が多かったです(笑)。パドックとか返し馬とかで。応援してもらえて、すごく力になりました。
赤見:それでは、今後の目標を教えて下さい。
赤岡:やっぱり、またここに来たいですね。7年前のWSJSに出場したことで、僕の人生は変わったというくらいに思っています。そこからずっとここを目標にやって来て、今年もう一度出場することが出来ました。まだまだ未熟ですし、勉強することも多いですが、もっと成長出来ると思っています。地方枠は1つなので、ここに出場することがまず大変な戦いになりますが、また来年も全国のリーディングジョッキーたちと戦って、ここに来たいと思います。そして、たくさんのファンの皆さんに、高知競馬の存在を知っていただけたら嬉しいです!
赤岡騎手「また来年も全国のリーディングジョッキーたちと戦って、ここに来たいと思います。そして、たくさんのファンの皆さんに、高知競馬の存在を知っていただけたら嬉しいです!」