▲今月はアニキ分四位洋文騎手をお迎えしての新春ビッグ対談!
天狗になってたら俺がぶん殴ってた!
──96年のデビュー当時、福永さんが目標とするジョッキーとして挙げていたのが四位さん。今回はその四位さんをお招きして、いろいろとお話を伺っていきたいと思います。
四位 俺を目標のジョッキーとして挙げたのは、近い存在だったからでしょ? とりあえず名前を出しておけばいいだろう、みたいな(笑)。
福永 違いますよ! そういう流れでいったら「父です!」と答えるのが自然だったわけで。乗り方はもちろん、とにかくかっこよかったですもん。まず、乗っている位置が他の人と違いましたし、そこに四位さんならではの機能美があって。
──近い存在だったというのは?
四位 当時、俺も北橋厩舎にはお世話になっていたからね。初めて祐一に会ったのも北橋厩舎の大仲で、「来年デビューする福永祐一です! よろしくお願いします!」って挨拶してくれたよな。
福永 そうでしたね。デビュー前は、四位さんのバレットのようなことをさせてもらっていましたし。デビューしてからもいろいろ教えていただきましたよね。
四位 うん。デビューした頃の祐一はひどかったもんなぁ(笑)。
福永 先輩たちに笑われていることはわかっていました。それを発奮材料にして頑張っていましたから。当時でいえば、河内さん、成貴さん、豊さん、四位さん、藤田さんと錚々たるメンバーが周りにはいらっしゃいました。実際のところ、みなさんなんて言ってたんですか?