スマートフォン版へ

アンバルブライベンが重賞2勝目を狙う/シルクロードS

  • 2015年01月26日(月) 18時00分


 今年のシルクロードSには重賞2勝目を狙うアンバルブライベンや、そのアンバルブライベンを前走下したエイシンブルズアイなどがエントリー。ここを制して高松宮記念へ駒を進めるのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■2/1(日) シルクロードS(4歳上・GIII・京都芝1200m)

 アンバルブライベン(牝6、栗東・福島信晴厩舎)は昨年11月の京阪杯で重賞初制覇。続く淀短距離Sでも57キロを背負って2着と、非常に充実している。特に京都芝1200mとの相性は抜群で、先の2戦含めて4着以下になったことがなく、前走よりは斤量も楽になりそうな今回も上位争い必至だろう。

 エイシンブルズアイ(牡4、栗東・野中賢二厩舎)は昨夏からスプリント戦に的を絞り、前走の淀短距離Sでは逃げるアンバルブライベンを見る位置で進め、直線でしっかりと捕らえて見せた。重賞のここでも実力上位と言ってよく、ここも勝って一気にGI高松宮記念へと駒を進めることができるか。

 ローブティサージュ(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)は前走の京阪杯で惨敗したが、ゲート入りで一悶着あった上に、3コーナーでも不利を受けており、力を出したとは到底言えないレースだった。実績面では上位の存在だけに、立ち直っていれば巻き返せるはず。

 その他、距離短縮プラスのベルカント(牝4、栗東・角田晃一厩舎)、古豪マジンプロスパー(牡8、栗東・中尾秀正厩舎)、この条件のレコード保持者ヘニーハウンド(牡7、栗東・吉村圭司厩舎)などもハンデ次第で上位争いが見込めそうだ。発走は15時35分。


【データ分析/過去10年】
人気…1人気は[3-1-1-5]勝率30.0%、複勝率50.0%と頼りない成績ではあるものの、ここ5年では2勝2着1回を挙げている。続く2、3番人気はともに[2-1-0-7]勝率20.0%、複勝率30.0%と勝ち馬を出してはいるものの、頼りない成績といえる。7番人気が2勝を挙げており、3着までに単勝オッズ10倍以上の馬が入った年が過去10回中9回と一筋縄ではいかないと言えそうだ。また、ここ3年で3着に単勝オッズ100倍を超える馬が2頭入るなど(2014年リトルゲルダ単勝143.2倍、2012年ケンブリッジエル単勝263.1倍)ヒモ荒れに注意が必要。

年齢…最も成績がいいのは5歳馬で[5-3-4-19]勝率16.1%、複勝率38.7%となっている。次にいいのは6歳馬で[4-3-3-34]勝率9.1%、複勝率22.7%となっている。軸にするならここからといえる。明け4歳馬は過去10回中8回も1番人気に支持されてはいるものの、勝ったのが2012年のロードカナロア1頭で、3着まで広げても2006年のアイルラヴァゲインの3着、2014年レディオブオペラの2着だけと4歳馬は狙いづらい。

種牡馬…最も出走頭数が多いのはサクラバクシンオー産駒だが、のべ22頭が出走して[0-2-1-19]と勝ち馬を出せていない。次に多いのがフジキセキ産駒でのべ17頭が出走し[4-1-1-11]と4勝を挙げていて、複勝圏に入った6頭は全て単勝オッズ1ケタ台だった。残りの勝ち馬6頭の父のうち、サンデー系は1頭しかおらず、母父がサンデーサイレンスの勝ち馬も2005年のプレシャスカフェ(父ハートレイク)しかいない。

◆セイコーライコウ
・一週前調教診断/井内利彰
 シルクロードSには2011年に出走。当時は中1週のローテーションを南Wで単走の追い切り。非常に時計が遅く、軽い内容だったが、ジョーカプチーノの4着という内容を考えれば、好走と判断してよいだろう。
 年齢を重ね、現在では坂路での追い切りが中心。それは今回も同様。2走前の京阪杯では、1週前追い切りでこの馬にしては速い時計の追い切りを行い、最終追い切りは軽め。今回は当時よりも速い4F時計を1週前追い切りでマークした。最終追い切りが軽い内容になるのは、想定できるものの、アイビスSD1着時が坂路4F57.1秒、1F13.1秒でラスト1Fが最速ラップを踏んでいたことを考えると、この時計はひとつの目安としておきたい。

◆アンバルブライベン
・陣営コメント/福島調教師
「前走(淀短距離S2着)は57キロの斤量に外枠と厳しい条件でしたが、おっつけて前に行ってしぶとく走ってくれました。この中間

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

気になる重賞を全方位で斬る! 望田潤の血統情報、井内利彰の調教、そして厩舎情報、データなど内容盛り沢山に、今週の注目重賞コラムをお届けします!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング