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好メンバーきさらぎ賞

  • 2015年02月06日(金) 12時00分


脚の回転が素晴しいルージュバック

 先週の根岸S、終わってみればエアハリファの強さが際立ちましたね。

 好スタートをきったものの気づけば位置取りが中団〜やや後ろとなり流れ的にも少し厳しいのかな? と思ったのですが、最後は狭い所を割って後続馬を突き放す内容。本格化してきた印象です。

 一方、初のダートとなったロゴタイプは8着と敗れはしたものの馬群で我慢もでき、最後の直線は見せ場も作った点から悲観するような内容ではなかったようにも…。

 また2着となったワイドバッハは本番で200m伸びるのは好材料。今ではスタートも安定しシマイの脚も確実。フェブラリーS、面白くなりそうな1頭です。

 そして穴をあけたアドマイヤロイヤルは当日の実況席越しでは気づかなかったのですが、再度見直すとエアハリファが抜け出そうとした瞬間に噛み付きにいっていたのです。8歳馬ですが若さを感じるものでしたし、今週中、内田騎手とも話していましたが、前半急かさず道中にハミを持ってあげると気持ちが前向きになるタイプなのですね。

 一方のシルクロードS、アンバルブライベンが自分の形に持ち込んでの勝利となりました。この結果に得意としない左まわりで直線坂のある舞台でも高松宮記念を使うことを表明。週中、厩舎へ伺うと、「左は全く成績がでていないけど、充実している今なら少しは面白みもありそうだしね。とにかく今は輸送や間隔を詰めても体重が減らなくなって本当にしっかりしてきた」と陣営も実に嬉しそうでした。

 さて今週は頭数こそ少ないものの好メンバーが揃った「きさらぎ賞」。やはり中心は牝馬のルージュバックでしょう。輸送もあるので当日の体重やテンションなどは気にかけなければならないと思いますが、レースでの内容に加え脚の回転が素晴しく、惚れ惚れする走り。オトコ馬相手となりますが、十分に期待できそう。

 またポルトドートウィユも追いきり後に隊列をなして帰厩する際、堂々と先頭を歩く姿も見受けられ、頼もしさもあり好ケハイ。これまでのレース振りから少し折り合い面の不安を感じていましたが、この血統を知る武豊騎手ですし、先週の追いきりに跨った際、陣営に乗り味がよく乗りやすいと話されていたとのこと。それだけに楽しみです。

 そして個人的にはスイープトウショウの仔レガッタも気になるところ。新馬戦後は放牧に出さずに厩舎でジックリと調整されており、以前よりもユルサが解消されつつある様子。キャリア1戦ですが、ポテンシャルの高さを感じるだけにアナドレナイ気がします。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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