▼51年ぶりに牝馬できさらぎ賞を制したルージュバック
牝馬クラシックシーンは、横綱ルージュバックの一強。牡馬混合のきさらぎ賞完勝で、ブエナビスタやウオッカと似た将来を思い浮かべた人も多かったことだろう。
『クラシック ナビ』有力馬の次走報や賞金ボーダーなどクラシック戦線まるわかり! 初陣の新潟のデビュー戦を、11秒7―10秒7―10秒8という(3Fは33秒2)というレースラップを上がり32秒8の加速ラップで一気に突き抜けた時から、血統や走法は異なるものの、ハープスター級の資質を感じさせてはいたが、続く百日草特別を2分0秒8のコースレコードで制覇。坂という負荷のある東京2000mを、牡馬相手に有無を言わせぬ勝ちっぷり。一見フットワークはゴツゴツ。よくあれで躓かないもんだなと(笑)、新馬戦当時は思っていたが、異様に手先の返しが強いから、そういうふうに見えるんだなぁ。
まずは桜花賞ありきとしても、きさらぎ賞遠征で、とりあえず関西への輸送はクリア。桜花賞はマイル、ペースも異なるけれど、一応好位差しの競馬はマスターできた。
そして、桜花賞後は、オークスかダービーか。マイルから2400mへ延びるのはどちらも同じ。すでに牡馬は