あの馬がまるで別馬のように
先週の中山記念、牝馬のヌーヴォレコルトが根性を見せての勝利となりましたね。
器用に立ち回れる54キロの斤量とは言え、休み明け+G1馬のオトコ馬相手にお見事なレース振り。驚きました。
岩田騎手は過怠金ということにはなったわけですが、お手馬を勝利へと導く執念はさすが勝負師と感じる一方で、(私の勝手な勘違いかもしれませんが)その前の芝のレースの直線での行動や、このレースのように内ラチ沿いを頼るシーンに、ひょっとすると内面的に抱えている部分もあるのかもしれないと少しばかり心配にもなりました。
さて一方、阪神で行われた阪急杯はミルコ・デムーロ騎手の持ち味が活かされる結果となったように感じます。
馬をひき起こし、馬の支点をしっかりと作ってあげることのできる騎乗フォームは荒れた馬場でよりいきるスタイル。荒れた馬場が苦手な馬=外すのではなく、こういった馬にデムーロ騎手が乗った時こそ馬券的に買いとしなければなぁ〜と思いました。
そして驚いたのが2着となったミッキーアイル。控えたことによってイキタガル面を見せていながらも、直線もうひと伸びみせた姿には正直ビックリしました。
スピードを武器とし、これまでそういったスタイルでやってきた馬だけに、4歳となっての脚質転換は難しいのでは? 枠も内だし、この馬場だし…ひょっとしたらハナに立つのかも? とレース前の放送で口にしてしまった私。
あさはかでした…。週中のトレセン、担当者の方に、「ホソエさん、あのコメントはネットで叩かれていましたよ笑」とチェックが。しかしながら担当者もレース振りには驚きの様子でした。
さぁ今週は皐月賞に向けての戦い弥生賞が日曜日・中山競馬場で行われます。
注目はセンスの良さが光るシャイニングレイなのですが、ベルラップの変わり身がインパクトありすぎて本命を迷うほど。
というのもズンドウでユルサのあるイメージだったベルラップがこの3ヶ月の休養を境にいきなり古馬のような体型と風格に変貌。まるで別馬のようになっているのです。
脚質と、パワーもありそうなタイプなだけに初となる中山もあいそう。気になります。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。