◆今回も信頼できる存在
幼子の目ってキラキラしてきれいですよね。新品で見つめてきた対象が少なく使った年月も浅いためでしょうか。
美しいものをたくさん吸収してくれるとうれしいなあ。街中などでちびちゃんたちと目が合うたびに思います。
弥生賞を迎えると遠かったクラシックが忽然と現れたように感じる。
今年のように有力勢の実力が接近していると胸が躍る。
身体つきはもちろんのこと、顔。とりわけ眼が気になるのがこの時節だ。
若駒だからか一戦ごとに変化が大きいように思える。
成長期に激闘を重ねるのは楽ではない。それを当然のこととして受け入れて陣営は彼方の頂上を見据えているのだろう。
シャイニングレイを推す。
新馬戦で他を圧倒する馬は定期的に現れる。
2戦めも期待に応えることができる素材はそれほど多くはない。
まして優等生でいることは辛いのではないか。
この馬の秀でたところはそこだ。
乱れない。ひるまない。流されない。
合わせているのか、引き込む力があるのか。
わからないが危な気のない取り口で勢いを持続したまま真っ先にゴール板に到達する。
今回も信頼できる存在だと捉えている。
サトノクラウンは非凡な瞬発力と頼もしいまでの勝負根性を兼備している。
馬場があまり渋るようだと心配だが大崩れのないタイプだろう。
ベルラップは加速すると元気よく少年のように走る。心身ともに成長がうかがえ楽しみな素材だ。
ブライトエンブレムは上積みが見込め距離が延びる点もいい。馬場が悪化しても対応できるタイプに映る。
トーセンバジルは派手さはないが競馬に注文がつかない。大外を回り差し切った前走内容は着差以上に高い評価が必要だと思う。
クラリティスカイは力強い。直線でしのぎ合いになればおもしろい存在だ。