【2歳】
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カノヤルジャンドル(牝 栗東・坂口正則 父クロフネ、母カノヤトップレディ)
母カノヤトップレディは現役時代に1000万条件まで出世した。半姉に短距離路線で活躍したカノヤザクラ(08年セントウルS-GII、08、09年アイビスサマーダッシュ-GIII)、パイアン(02年セントウルS-GIII・2着)がいる良血。繁殖牝馬になれなかった姉カノヤザクラの分まで……と期待が掛かる。母方にWoodmanが入るクロフネ産駒は好結果を残しており、ダンシングブレーヴとHaloを併せ持つパターンもトウショウカズン(12年根岸S-GIII・2着)を彷彿させるので悪くない。芝・ダート兼用のスプリンターだろう。
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セシルクラウン(牡 美浦・木村哲也 父シンボリクリスエス、母セシルブルース)
アイムユアーズ(父ファルブラヴ/12年フィリーズレビュー-GIIなど重賞4勝)、トーセンアルニカ(父メイショウサムソン/13年エリザベス女王杯-GI・4着)の半弟。シンボリクリスエスに父が替わり、Seattle Slew 4×5という力強いクロスが生じるので、ダイナカール牝系であってもパワーが前面に出てくるのではないか。瞬発力よりも持続力を武器とし、前肢の掻き込みも強そうだ。7:3でダート向きに出るだろう。芝で走るとすれば荒れ馬場や洋芝。ローカルの芝短距離なら適応できそうだ。
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ピュアブリリアン(牝 美浦・成島英春 父ダイワメジャー、母トーセンブリリアン)
フェアリーS(GIII)を勝ったトーセンベニザクラの全妹。「ダイワメジャー×ホワイトマズル」はダローネガ(11年デイリー杯2歳S-GII・2着)、ダイワミストレス(12年フェアリー-GIII・3着)などが出ている成功パターン。ホワイトマズルに含まれるDroneがキーポイントで、母方にこの血が入るダイワメジャー産駒にはカレンブラックヒル(12年NHKマイルC-GIなど重賞5勝)、メイショウタマカゼ(13年ステイヤーズS-GII・4着)、サンブルエミューズ(13年フェアリーS-GIII・3着)、オメガホームラン(12年ジュニアC-OP)などがいる。姉と同様の活躍を期待したい。
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ブレイドフォース(牡 美浦・奥平雅士 父ヴィクトワールピサ、母エスペラーダ)
父ヴィクトワールピサは新種牡馬。現役時代にドバイワールドC(首G1・AW2000m)、有馬記念(GI・芝2500m)、皐月賞(GI・芝2000m)などを制した名馬で、アサクサデンエン(05年安田記念-GI)、スウィフトカレント(06年小倉記念-GIII)を兄に持つ良血。期待が大きいだけあって繁殖牝馬の質が良く、初年度の血統登録頭数は102頭(種付頭数は150頭)なので、ファーストシーズンサイアーチャンピオンの有力候補だろう。母エスペラーダはエイシンオスマン(11年ニュージーランドトロフィー-GII)の半姉で、Mr.Prospector 2×4、Halo 4×4とスピード血脈を積極的にクロスさせている。父ヴィクトワールピサの配合的な鍵はその母の父Machiavellian(Mr.Prospector×Halo)にあると思われるので、この部分を強化した配合は好感が持てる。芝・ダート兼用の中距離タイプだろう。
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ホルスナイフ(牡 美浦・小笠倫弘 父ハービンジャー、母サトノコンドル)
母サトノコンドルは未勝利馬だが、その兄姉にサヨウナラ(08年エンプレス杯-JpnII)、フェニコーン(10年目黒記念-GII・3着)がいるという活力ある牝系に属している。「ハービンジャー×アグネスタキオン」は現時点で3頭が勝ち上がっており、ハービンジャー産駒全体の連対率、1走あたりの獲得賞金よりもそれぞれ優れた成績を残している。「母の父アグネスタキオン」は他の部分を硬めの血でサポートするとうまく行く傾向があるので、2代母の父がNureyevで、Northern Dancer 4・4・5×4の本馬は悪くない。芝向きの中距離タイプだろう。