今回は、藤懸貴志ジョッキーと森一馬ジョッキーの登場です! 競馬界一明るいと評判の藤懸ジョッキーと、若手の中で唯一障害に騎乗している森ジョッキー。同期だからこそ話せる面白いエピソードから、ディープな競馬話まで、語りつくしてもらいます!
(取材・文/大薮喬介)
藤懸ジョッキーも無口になる時はある!?
――本日はよろしくお願いします! 藤懸ジョッキーはももクロトーク以来ですね。
藤懸 その節は、ありがとうございました!
森 よろしくお願いします。ところで、今日はどうして僕たちだったんでしょうか?
――実は前々回、菱田ジョッキーに出演していただいた時に、藤懸ジョッキーと森ジョッキーを推薦していただきまして。
藤懸 どうして僕たちだったんだろ?
森 理由が気になるよね。
――藤懸ジョッキーに関しては、誰ともでも話せて、陽気なところがうらやましいそうですよ。森ジョッキーには障害について色々と聞いてみたいそうです。
藤懸 森は若手の中で唯一障害に乗っているジョッキーだからわかるけど、僕は性格ですか…(苦笑)。
――取材の時はいつも明るい藤懸ジョッキーですか、同期といる時も同じなんですか?
森 いつも明るいですよ、このままです(笑)。この明るさで助かることもありますけど…、ずっとこの調子なので、うるさいと思うことも多々あります(笑)。
藤懸 いやぁ、すみませんね。ずっとこうなんですよ、ははははっ。
森 でも、たまに反応が薄い時があるよね。機嫌が悪いのか、何を言っても「あぁ」って空返事しかしてくれない。これ、同期の中では「藤懸あるある」だよ。
藤懸 えっ? そんな時ある?
森 あるよ。
――実際、空返事の時は機嫌が悪いんですか?
藤懸 いやぁ、どうなんでしょうね。意識していないから、わからないです。
森 急になんですよね。自分の世界に入るみたいな。
藤懸 ああ、それはあるかも。自分の世界に入っている時は周りを気にしてないから(笑)。でも、決して不機嫌なわけではない!
――何を想像しているんですか?
藤懸 違いますよ、想像はしていないです(笑)。自分の世界に入るというのは、物事を淡々と進めたい時です。
森 でも、急にスイッチが入る時があるから、こっちはビックリするんだよ。
藤懸 今はほとんどないでしょ。競馬学校時代の時は多かったかもしれないけど、あれは普通の精神状態ではなかったから。
森 確かに今は少ないかな。競馬学校の時は、うるさかったもんなぁ。
――よくしゃべっていたんですか?
藤懸 しゃべるというよりは、はしゃいでいましたね(笑)。
――そんな藤懸ジョッキーでも、無口になる時があったんですね。
藤懸 とくに実技試験の前日はピリピリしていたかもしれないですね。
森 ああ。そうかも! 確かに実技試験の時はピリピリしてた。
藤懸 プレッシャーを感じやすいタイプなんで(笑)。実際、デビューする時もガッチガチでしたから。さすがに今はそうはならないですけど。
藤懸「プレッシャーを感じやすいタイプなんで(笑)」
――じゃあ、1番人気に騎乗する時は緊張するんじゃないですか?
藤懸 1年目はそうでしたね。新聞を見て印がついていると、めっちゃ気合が入るタイプなんで。その気合が空回りすることもあって、落ち着いていれば、1年目はもっと勝てたと思います。
森 今はそこを上手くコントロールできるよね。
藤懸 さすがに5年目だからね。森は人気を気にしないタイプでしょ?
森 まったく気にしない(笑)。
森「(人気は)まったく気にしない(笑)」
――聞いていると、お二人は性格が真逆ですよね。
藤懸 ええ。今でこそ、こうして仲良く話しているけど、前はね?
森 そうだね(苦笑)
――何かあったんですか?
藤懸 実は僕たち、犬猿の仲だったんです。お互い、めっちゃ嫌っていたんですよ。
【次回のキシュトーークは!?】
犬猿の仲だったという二人。それは、2年前までそのような状態だったそうです。いったい何があったのか!?