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58kgでもサンビスタが断然/マリーンC

  • 2015年04月13日(月) 18時00分


◆TCK女王盃の勝ちっぷりからも克服可能

 昨年のJBCレディスクラシックを制してダートの女王となったサンビスタが、その後も、チャンピオンズCでは勝ったホッコータルマエからコンマ4秒差の4着、フェブラリーSでも着順こそ7着だが勝ったコパノリッキーとは同じくコンマ4秒差と、牡馬の一線級相手にもヒケをとらないレースを続けている。今回は、他の中央馬より2kg重い58kgが課題となりそうだが、TCK女王盃の勝ちっぷりからも克服可能と見る。

 相手筆頭はトロワボヌール。前走TCK女王盃では4着に敗れ、久々に連対を外したが、その前に連対できなかったのは中山の1000万条件で、右回りに難がある可能性がある。今回は2走前に制したクイーン賞と同じ船橋コース。JBCレディスクラシックではサンビスタに1馬身1/4差まで迫っての2着で、2kg差を生かしての逆転があるとすればこの馬。

 アクティビューティは、前走エンプレス杯では4着に敗れたが、逃げたワイルドフラッパーを積極的にマークして失速したもの。サンビスタを負かすまでは難しいだろうが、自分のレースをすれば2着争いには持ち込める。

 地方勢、特に地元南関東の牝馬は、ここのところ役者不足。であれば中央オープンから転入初戦のマーチャンテイマーに期待。近2戦は勝ち馬から2秒前後の差をつけられての敗戦だが、ブリーダーズゴールドCでは、勝ったサンビスタからは離されたものの、2着ワイルドフラッパーにはクビ差の3着と迫った。牝馬同士なら十分やれるのではないか。

 サマリーズは昨年のクラスターCを制したが、マイル戦は昨年のこのレース以来。サンビスタという強力な相手がいて、決して得意とはいえないこの距離でどうだろう。

 ケンブリッジナイスは東京シンデレラマイルで2着があり、前走多摩川オープンでも牡馬相手に3着と好走。ただグレードのこのメンバーを相手にどこまで。展開に恵まれて3着の可能性まで。

◎サンビスタ
○トロワボヌール
▲アクティビューティ
△マーチャンテイマー
△サマリーズ
△ケンブリッジナイス

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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