■ゴール後には名手・岡部が珍しくガッツポーズ!
サンデーサイレンスの初年度産駒として、父に初めてのクラシックを贈ったのがジェニュインでした。
そのレースは1995年の皐月賞。前年の朝日杯を制したフジキセキは故障で引退、さらにナリタキングオーなど有力馬の離脱で混沌とするなか、ジェニュインは3番人気。これが重賞初挑戦、さらに前走の若葉Sは繰り上がりでの勝利では、いたしかたないところでした。
手綱を取るのは名手・岡部幸雄。6番枠からスッと好位を奪い、ロスなくコーナーを回ると、抜群の手ごたえで直線へ。逃げたマイネルブリッジをかわし、猛追するタヤスツヨシを抑え込んでゴールイン。岡部は会心の騎乗に、珍しく拳を握りしめました。
その後巻き起こるサンデーサイレンス旋風の、まさに尖兵となったジェニュイン。その後マイルCSも制し、GI2勝で引退。父としてはシャトル種牡馬としてオーストラリアで共用されるなど活躍しましたが、2015年1月、放牧中の怪我により急逝しました。
秘めたる素質を開花させ、自分だけではなく、父の名をも高めて見せたジェニュイン。岡部騎手の手腕も光った1995年の皐月賞をどうぞご覧ください。
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■出演者 長岡一也ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。
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【結果】
皐月賞(1995年)
【競馬データベース】
ジェニュインの全成績