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全てが繋がった勝利、そしてヴィクトリアマイル

  • 2015年05月15日(金) 12時00分


多くの陣営から聞こえる、ヌーヴォレコルトの総合力の高さ

 横山典弘騎手、凄いですね〜。

 2週に渡ってのG1制覇。しかもノリさんだからこそ、と思える内容で。

 また先週のコラムでも書きましたが、クラリティスカイにおいては、レースを終える毎に陣営にこういった馬作りをしてほしいとアドバイスをした上でのもの。全てが繋がった上での勝利だっただけに、陣営にとっても横山騎手にとっても達成感ある勝利だったように感じます。

 また2着に敗れはしたもののアルビアーノはこれまでとは違う形にも上手に対応していましたし、何よりも馬体のデキと精神面での落ち着きが素晴しく目立つものでした。今後が楽しみです。

 さて今週はヴィクトリアマイル。

 栗東トレセンで取材をしていると、多くの陣営から聞こえる言葉はヌーヴォレコルトの総合力の高さでした。

「あの馬は自在性があって馬群も気にしない。不安要素というかマイナス材料がないし、力も抜けていると思う。岩田さんも自信を持って騎乗しているしなぁ」と。

 ショウナンパンドラの浜中騎手もその点をふまえて、「良馬場ならば」と語り、ディアデラマドレの藤岡康太騎手は、「前半ヌーヴォを射程圏内に入れた中で進み、ゴーサインを出されば」と。

 確かにヌーヴォレコルトをとらえることができるとするならば、メンバー中でも最速と思われる切れ味を持つディアデラマドレ。

 ただ前走ゲートで後手を踏んでいるだけに、その点が1つ不安ですし、これまで中距離で対応できるように作ってきただけにマイルのスピードに対応できるか? 出していっておさまるか? そのあたりな気がします。

 その点を藤岡騎手に聞くと、「ゲートはいつも悪いわけじゃないし、この前はタイミングの問題だけ。それは大丈夫だと思う。また今日の追いきりでは、出していったなかで抑えがきちんときいていた。以前のようにただ単に抑えることに必死に我慢するだけではなくコンタクトがとれている」と、イメージはできているようです。

 馬券的にはヌーヴォレコルト・ディアデラマドレの2頭軸でいこうかな? とも思うのですが、枠をみるとレッドリヴェールの一発があってもおかしくないようにも…。まだまだ迷いそうです。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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