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札幌2歳Sの覇者サンディエゴシチーなど、4頭の近況を紹介

  • 2015年05月25日(月) 18時01分
リスタート

▲船橋所属になったサンディエゴシチー、担当の荒美厩務員を背に乗り運動中


サトノデートナ、得意の短距離戦でタイトルを


 先日ご紹介した南関東最年長馬11歳のコアレスピューマ(船橋・坂本昇厩舎)は、5月19日のゆりかもめオープン(大井1200m)に矢野貴之騎手の手綱で出走しました。

 条件的にはピッタリだったものの、砂をかぶると非常に嫌がる馬なので内枠(2枠2番)に入ってしまったことがあだになり、道中は砂をかぶって行きっぷりもいまいちで、後方に下がるところもありましたが、直線で大外に持ち出すとまた盛り返して7着。

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▲レース後のコアレスピューマ、苦手な砂をかぶりながらも頑張りました


「最初は砂をかぶっても我慢していたんですが、3コーナーあたりで止めてしまいました。内枠じゃなかったらもっと走れたと思います」と矢野騎手も言っていましたが、力を出し切っての結果じゃないので、本来の走りを見られずに残念でした。今度は6月11日(木)の川崎スパーキングスプリント(川崎900m)に出走を予定しているそうで、外目の枠から競馬ができるよう、運も向きますように……。

 このゆりかもめオープンを制したのは、川島正太郎騎手が騎乗したサトノデートナ(船橋・川島正一厩舎)でした。サトノデートナも中央の卒業生。中央時代は1400m以下のレースで4勝し、2年前の夏から南関東の一員です。

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▲外がサトノデートナ、内がゴーディー、クビ差のデッドヒートが展開


 移籍してからしばらくはマイル以上の距離を使っていましたが、今は短距離戦にシフト。重賞はまだ勝っていませんが、東京盃(大井1200m)5着やフジノウェーブ記念(大井1400m)2着、アフター5スター賞(大井1200m)3着などタイトルまでもう一歩。なお、昨年の日韓交流競走の準重賞インタラクションカップは優勝しています。

 今回のレースは約3か月の間隔が空きましたが、道中は3、4番手外目を追走していくと、最後は前で粘っていた的場文男騎手のゴーディーを力でねじ伏せる形でクビ差つけての勝利。

「休み明けでしたが返し馬から雰囲気はすごくよかったです。(休み明けの分)最後は渋かったですが頑張ってくれましたね。久しぶりにレースに乗せて頂いて改めていい馬だなぁと思いました」と川島騎手も満面の笑みを浮かべていました。

 サトノデートナは今年7歳になりましたが、南関東では高齢になっても活躍している馬が多いので、サトノデートナは年齢的にまだ若造君ってことで(笑)。これから念願のタイトルをつかんで欲しいです。

札幌2歳Sの覇者サンディエゴシチー


 つい先日、船橋競馬場の習志野厩舎地区の運動場に(船橋は本厩、海岸、習志野と3つの厩舎地区に分かれています)、黒々して大きくて雰囲気たっぷりの馬が元気に運動をしていました。

 中央時代は札幌2歳Sを勝って、クラシックレースにも参戦したサンディエゴシチー(船橋・林正人厩舎)が仲間入りをしたんです。

 林厩舎と言えば、東京ダービー馬インサイドザパークや今年の東京ダービー制覇がかかるオウマタイムなど活躍馬たちが多く在厩しています。

 6月17日(水)の京成盃グランドマイラーズ(船橋1600m)に向けて順調に調教を進めているそうですよ。地方のダート適性などは本番で走ってみないとわからないと思いますが、これからどんな競走馬生活を送っていくのでしょうか。

さきたま杯に出走するリアライズリンクス


 さぁ、5月27日(水)のさきたま杯(浦和1400m)が迫ってきました。

 南関東からは中央所属だったトーセンベニザクラ(浦和・小久保厩舎)も出走しますが、南関東勢の大将格はやはり快速馬リアライズリンクス(浦和・小久保厩舎)です。

リスタート

▲馬房にいる時のリアライズリンクス。毛づややハリは抜群です!


 自分でレースが作れることも強みで、勢いは抜群! 南関東リーディングの小久保厩舎にとっても悲願の古馬ダートグレードレース制覇がかかっています!!!

 ドキドキワクワクしながら、今日のところはこの辺で。話題は尽きませんが、次回は6月8日(月)にお会いしましょう!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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