安田記念、取材から好ケハイの2頭
日本ダービー終わりましたね〜。
それにしてもミルコ・デムーロ騎手お見事でした。何よりも1番驚いたのは最初の1コーナー(え? リアルスティールよりも前で競馬をしている! サトノクラウンは心配していたゲートで遅れてしまっているし、ドゥラメンテが2頭よりも前で競馬をしている)。私もそうでしたが、あの瞬間にドゥラメンテの勝利を確信した方も多かったのではないでしょうか?
しかも予想通り横山典弘騎手がハナへ行く展開となり、ある程度ペースも流れていての内容。向正面では折り合いもついており、完璧な内容。4コーナーで少し接触があり振られた部分はありましたが、折り合い面での課題があるドゥラメンテ号で、攻める部分はきちんと攻め、なおかつきちんと折りあいも我慢させてしまうのですから、凄いの一言。
気迫・騎乗振り共に素晴しかったですね。またレース後に行なわれたパドックでのレース回顧では、ほぼ通訳を介さずにスラスラと出てくる日本語。話す度にそのスキルも上がっており、こちらも凄いの一言。
そして最後には集まったファンの方々に向け、正面だけでなく前・右横・後ろ・左横と、4回頭を下げ感謝の思いを表現していました。
以前、テニスの錦織圭選手のコーチであるマイケル・チャンが、「勝った時には謙虚さを学び、負けた時には潔さを学べばいい」と話されていましたが、まさに勝ってさらなる謙虚さ。ステキでした。
さぁ今週は東京競馬5週連続G1のラストを飾る安田記念。
ポテンシャル的にモーリスが一気にG1馬へと昇りつめてもおかしくないと感じる一方で、ゲートの課題があるだけに、さすがG1ともなるとその心配点が最大の弱点となってしまう可能性も…。非常に迷います。
印の予想は別として、取材の感触から好ケハイを感じたのはダノンシャークとレッドアリオン。
特にダノンシャークは、体が減らずに臨めた休み明けに価値があるように思えてしかたがないのです。今回においては10キロぐらいのマイナスとなると思いますが、シッカリと身になった中で絞れた、いや、ソイダ形での体重ともとれますので、より進化したダノンシャークが期待できるように思えます。
それでは皆さん、当日は是非とも競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。