ついさきほど、とてもショックなニュースが飛び込んできました。エピファネイア、左前繋靭帯炎のため宝塚記念を回避。とてもとても残念です…。でも、「この秋、先を見据えて大事をとっての回避」(辻野助手)とのこと。放牧に出て次にそなえるそうです。きっとまた、強いエピに会えることでしょう。その日を静かに待ちたいと思います。
というわけで、今回は宝塚記念に角居厩舎から出走予定の3頭、プラス、ウオッカの3番仔であるタニノアーバンシーについて辻野助手にお話を伺いました。
ディアデラマドレはヴィクトリアマイルが終わってから初の追い切りを消化。
「競馬を使ってきている分、緩みもない。精神的にも安定してきて、競馬を使っても体が減らなくなりましたね」
課題は力関係。
「一線級の牡馬相手なので、そのあたりが課題ですね」
そのマドレと併せた相手はラキシス。
「いつものこの馬のパターンのとおり、少し早めに放牧から戻して体をつくっていくというスタイルで調教しています。追い切るたびによくなりますね。体に丸みのある状態で放牧先から帰ってきたので、しっかり攻めていけます」
以前はカイバ食いが上がってしまうのが弱点でしたが、「今ではすっかり解消されました。だから順調に追い切れますね。牡馬と戦っても渡りあえるほどたくましくなりました」
デニムアンドルビーは天皇賞(春)から少し間をあけての出走。
「間隔があいた分、疲れはとれていますね。ドバイからヴィクトリアマイルへ行っての宝塚だった去年と比べたら、ローテーション的にも余裕があるのもいいですね。ここから追い切りのピッチをあげると、気持ちも体も変わってくると思います」
昨年の宝塚記念で5着だったように阪神コースに変わるというのもいいですよね。
道悪になっても苦にしない面々で、戦法はバラバラ。この3頭のどれをどう狙ったらいいのか、ほんと迷いますよね。あと2週間、角居厩舎だけにきっちり仕上げてくることでしょう。本当に底力のある厩舎ですよね。すごいなぁ。
最後にウオッカの3番仔・タニノアーバンシー。入厩した日の写真ですが…、ちょっと遠いですね。ごめんなさい。先週、ゲート試験を一発合格。その後、放牧かな? と思いきや、在厩のまま調整していくそうです。
タニノアーバンシー
「まだ体が緩いですし、走るフォームを固めたり、プールなどで基礎体力をつけているところです」
馬体重は510キロ。これまでのウオッカの子供たちよりは小さいようですね。すぐにデビューというわけでもなさそうですし、じっくり見守っていきたいですね。