◆速さだけでは押し切れない舞台設定
21日は父の日ですね。うちはこどもを授かっていないのであれやこれやと想像してしまいますが…。
いただいている原稿のお仕事に取り組みながら、レースをテレビで観る。
一番好きなことでご飯を食べさせていただいているので幸せです。
こどもの有無に関係なくやるべきことに変わりのない日曜日。それが僕の人生なのだと改めて思っています。
脚質は違っても豊かなスピードを保持した馬が目を引く。
今年の有力勢の特徴だと感じる。
速さだけでは押し切れない舞台設定。コーナー4つのコースでの実績も評価すべきだと捉えている。
ノンコノユメを推す。
前肢の回転が速く掻き込みも強い。
ダート路線で活躍する馬としては小柄といっていい部類だがタフな争いになっても屈しない体力がある。
脚抜きのいい馬場状態になればさらに持ち味が生きるのではないだろうか。
コーナーが4つの中距離戦でも37秒台の上がり3Fのタイムを弾き出すことができ、当コースを走った前走では34秒7。
良馬場では容易には出せない数値である。スピード、パワー、距離の融通性。
バランスのよさを重視すればこの馬を狙ってみたくなる。
ゴールデンバローズは重心の低い力感あふれる走り。その割に胴体は長めで距離の融通も利くタイプだろう。
体型や走法から現状は東京のマイル戦が最も合っている印象を受ける。
アキトクレッセントは非凡なスピードの持ち主。しぶとさも相当なもの。内枠を引き当てたことで持ち味をフルに生かせそうだ。
ブチコは発馬で躓きながら前走で根性のある走りを見せた。コーナーがふたつになり距離も短くなる。今回の条件にはまりそうなタイプに映る。
ラインルーフは昔でいえば渋いタイプ。鞍上はしんどいと思われるがダート馬らしさがいい。追い比べになれば怖い。
イーデンホールは前向きになってきたのか前走ではやや先急いでいた。まえに壁をつくり折り合えばしっかりした脚を使えるはず。そういう意味ではいい枠だろう。
マイネルサクセサーは芝の重賞戦線で多彩な戦法を披露。脚の運びや身のこなしを見ると砂の舞台でよさがでるように思う。