■秋への飛躍をつかんだ一戦
競走馬にとっての“不治の病”といわれる屈腱炎。医療の進歩により、いまでこそ復帰の例も多く聞かれるようになってきましたが、90年代はより厳しい現実が罹患した馬たちを待ち受けていました。
98年の七夕賞に出走したオフサイドトラップは、この不治の病を3度も克服し、戦場に戻っていました。すでに7歳になっていましたが、ファンは同馬を2番人気に支持。鞍上はそれまでの安田富男から、頭角をあらわしはじめた蛯名正義にスイッチしていました。
道中はじっと脚を溜め、直線で爆発させると、先に抜け出したタイキフラッシュをゴール寸前でかわし、念願の初重賞制覇。その後オフサイドトラップは続く新潟記念も制し、やがてGIウイナーにも上り詰めます。繰り返す困難に耐え、見事に花を咲かせた同馬の走りをぜひともご覧ください。
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■出演者 長岡一也ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。
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【結果】
七夕賞(1998年)
【競馬データベース】
オフサイドトラップの全成績