◆過去の勝ち馬を振り返ると…
この季節になると小川で泳いだりセミ獲りをした田舎を思い出しますね。「頑張る!関西の山口県人」という欄が山口新聞さんにあります。
8月2日日曜日の朝刊で僕のことを掲載してくださるんですよ。同県在住の競馬ファンの皆様。お読みいただければ嬉しいです。
クイーンSの過去の勝ち馬を振り返るとひとつピンッと来るものがある。
中央場所の高速決着では切れ負けをするタイプが並んでいるように思うのだ。
もちろん、参戦したレースのグレードやレベルに差異があるので明言できるものではない。
あくまで個人的な感覚だが今回はこの点を重視して取り組みたいと思う。
レッドリヴェールを推す。
前走のヴィクトリアマイルは勝ち馬より約1馬身まえにつけ、進路は1頭分ほど内。さすがにルメール騎手。申し分のないポジショ二ングではなかったか。
追い比べになり最後に勢いが鈍っている。あの時期の東京芝コース。そして長い直線で若干、分の悪さが出たように映った。
右肩上がりで挑めるうえ小回りの舞台に移る。洋芝に変わることも考慮すれば久々の勝利へ手が届くイメージが湧く。
ブランネージュは体調面においてはメンバー屈指の存在だろう。函館からの輸送、課題はそれに尽きる。
メイショウスザンナは一発の可能性を秘めている。気負いながら最後まで粘り強く伸びた前走。直線が平坦で力を要する今回のステージなら持ち味が存分に生きる。
イリュミナンスはフットワークが大きく本質的には広い競馬場に向く。それでも最内枠で窮屈な体勢を強いられた前走でよく差を詰めた。潜在能力は高い。小回りコースに変わることで大胆な策を選択しやすいというメリットがある。
フレイムコードは夏場が合うのだろう。昨年同様に今年も活気に満ちている。上手に折り合った前走Vから地力強化が伺い知れる。距離短縮でさらに楽しみは増す。
ノットフォーマルにとって小回り、内枠、距離短縮に加えて滞在競馬と好材料が並ぶ。内枠有利のコース形態でもあり粘り込みを警戒したい。
フーラブライドは文句なしの実績と地力の持ち主。札幌競馬場の芝コースでは3戦いずれも着外だがデビューから3戦した当時のもの。牡馬顔負けの筋肉を纏ういまなら問題ないだろう。最内枠がどうなのか。久々で反応が悪ければマイナスだが頭数が少ないので大味な競馬も可能に思える。