「吉彦」という名前は…
6日と7日、甲子園で高校野球を見てきました。私が今の仕事に就けた(文化放送に入社できた)のも、元をたどれば甲子園があったから。ここ数年、毎年欠かさず見に行っていますが、それは私にとって“お礼参り”のようなものです。
6日には北海の渡辺幹理投手と岐阜城北の鷲見投手、7日には専大松戸の原投手が登板した試合を見ました。それでふと思ったことがあります。なんだかウイニング競馬の出演者と同姓の選手が多いな、って。
そこで、今回出場しているチームの全登録選手の姓をチェック、“ウイニング競馬ファミリー”ともいうべき(?)選手を探し出してみました(大いなる時間のムダ!)。
見つかったのは、渡辺クン(渡部を除く。北海になんと3人、専大松戸、早実、九州国際大附に1人ずつの計6人)、原クン(専大松戸のほか、敦賀気比に1人)、鷲見クン(岐阜城北。ちなみにテレビ東京の鷲見アナも岐阜の出身。同県に多い姓で、笠松時代のオグリキャップを管理していたのも鷲見昌勇調教師でした)をはじめ、斎藤クン(斉藤を含む。秋田商、霞ヶ浦、中越、上田西、天理、智弁和歌山に1人ずつ。計6人)、吉沢クン(作新学院)、岡本クン(専大松戸と岡山学芸館に1人ずつ)、それに矢野クン(龍谷)といった選手たち。虎石クン、増田クン、野沢クンはいませんでしたが、これはけっこう多いんじゃないかと思いますよ(もちろん、何の関係もありませんけどね)。
そうやって全選手の姓をチェックしていたら、今度は別のことに気がつきました。現高校生世代の(男の子の)名前の流行です。次の6つのパターンで終わる子がとても多いんですね。
1.キ(希、輝、貴、樹、喜、稀、紀、生、基、騎、起、季、己、揮、来、暉、器、規)
2.ト(斗、人、登、都、和〜大和=ヤマトのト)
3.スケ(介、輔、助、祐、佑)
4.ヤ(也、弥、矢、哉)
5.タ(太、汰)、
6.ヘイ(平、弊)。
リョウとかシュンとか、1文字の名前もかなりあるものの、1〜6の前に1文字付けた2文字の名前が圧倒的に多いことがわかりました。
それと、私みたいに彦で終わる名前の子が、ずいぶん少なくなったような気もしたのです。今回の選手の中では、東海大甲府の平尾豊彦クンと今治西の杉野彰彦クンだけ。882人中2人、わずか0.2%という割合でした。
現役のジョッキーでも、彦で終わるのはJRAでは川須栄彦騎手だけ(132人中。0.7%)、地方では井上俊彦、金子正彦、山林堂信彦、野澤憲彦、吉井文彦、山本正彦騎手の計6人(296人中。2%)。しかも、中央・地方合わせて7人のうち5人までが1970年代以前の生まれで、それ以降は80年代と90年代が1人ずつという構成です。やっぱり少なくなってきているのでしょうか…。
だとすれば、吉彦という名前は“絶滅危惧種”ってことなのかも!?