ギョーカイ屈指の一口通!東スポ・虎石が教える「一口馬主」必勝ガイド(3)
【キャロットクラブ】
■ディープブリランテ×エンシェントヒル
エンシェントヒルはオープンまで出世したが、繁殖に上がってからの成績は散々たるもの。もっとも、ここで大事なのは繁殖馬として本質的にダメなのか、それとも何らかの理由があって活躍馬を出していないかということ。前者なら当然スルー、後者なら一考の余地あり……いや、繁殖成績がひと息だけに産駒の値段は必要以上に抑えられている可能性が高く、人気も集まらない。絶好の狙い馬である。なにやら馬券の話みたいになってきたが、それほど大きくは変わらない。よくよく調べてみれば、兄弟は押し並べて骨折、あるいはソエでレースを使えずにターフを去った。脚元さえパンとすれば良質馬を出す可能性は秘めており、同馬は「馬体はとくに問題はなし」という管理予定の奥村武師が断言。しかも、血統構成も上々。これまでの産駒のなかでは最もディープブリランテとの相性が良い。それでも低価格。これは師の言葉通り、「面白い」。