前走1600m組が少ないということは予想として難しくなる
今年の新潟2歳S、特別登録馬を見ると、本番と同じ新潟芝1600mを前走で走っている馬は2頭だけ。他場の1600mまで対象を広げてもそれに加えて1頭しかいない。
もっと少ない年もあったので驚くことではないが、1600m組が少ないということは予想としては難しくなる。1400m組か1800m組を買わざるを得ないからだ。
まず、1800m組は他場から来た馬も含めて[0-1-1-26]とかなり苦戦している。この点は毎年指摘しているが、1800mの新馬は道中13秒台のラップが連続することも多く、本番はさすがにそのようなことにはならない。
1400m組は[6-3-4-61]で、歩留まりは悪いが好走馬自体は出している。ダリア賞が寄与しているのだろう……と思われそうだがそうではなく、ダリア賞組[1-2-2-29]に対し新馬組[4-0-1-12]。新馬組はマイネイサベルの9番人気1着があるので回収率でも高いということになる。
1400mの新馬→新潟2歳Sという組は、前走上がり最速馬に限定すると[3-0-1-8]と精度が上がる。1400mは新馬でもワンペースになることが多いが、そんな中でも速い上がりをマークした馬が、外回りでさらに良さを出すということは考えられる。
今年の1400m新馬組3頭で、前走上がり最速はカネノイロだけ。パイロ産駒を芝重賞で!? という気もするが、理屈上選ぶならこの馬になる。それか、無理に1400m組にこだわらず新潟芝1600m組で上がり最速となるとウインミレーユということに。穴党なら前者、本命党なら後者という感じだろうか。