◆様々なタイプが通用するステージ
ベリーショートで通していらっしゃるご近所の奥さん。ところが最近どんどん伸ばしてはります。
お尋ねすると近々、娘さんの結婚式が行われるとのこと。“刈り上げだけはあかんよ”と娘さんからオーダーがあったんですね。
アクティブな方で本意ではないようでしたが笑顔が弾けていらっしゃいます。こういうイメチェンもいいものだと思いました。
日本一長い直線。新潟2歳Sは持久力に加えスピードと瞬発力が求められる舞台だと解している。完成度の高さも大切だろう。粗削りな魅力も捨てがたい。様々なタイプが通用するステージともいえるのではないか。
ロードクエストを推す。
発馬でかなりのビハインドがあった初戦だがそのあとが凄い。
道中の手応え、鋭い反応。パワーを伝えてきながら速い上がりを後方から差し切る切れ味も見せつけた。
スケールの大きさは相当なもの。引き締まったシルエットにも好感が持てる。
ぺルソナリテは小柄な牝馬ながら豪快な走法。根性もあり展開に左右されるタイプにも見えない。
完成度も高いのだろう。大きく崩れる場面は考えにくい。
タニセンビクトリーは粗削りで小さくまとまっていないところがいい。
父譲りのフットワークの持ち主。心身の成長分以上に走ってしまうのが少し怖いがそれだけ上昇度を伝えてくる。
プリンシパルスターは器用さがあり緩急が利く走り。距離延長、外回りコースにも対応可能だろう。
ヒプノティストは初戦でおとなびた走りを見せた。適度に掻き込む走法で抜け出す瞬間が速かった。馬場状態が悪化しても問題ないタイプに映る。
ウインミレーユは四肢の回転が速く腹周りもどっしりしている。体型と走り方を踏まえてみてスピードとスタミナのバランスがいいように思う。
今回と同じコースで新馬勝ちしている点もその証明ではないか。
トウショウドラフタは前向きで走ることを楽しんでいるように見える。2歳戦だけに無垢な面もプラス材料になるはず。期待してみたい。