▲関屋記念、ラジオNIKKEI賞、プロキオンS、この夏の重賞を振り返る
自分のミスは素直に認めるように
早いもので、札幌開催も残り1週となった。ここまでの札幌での成績は、80戦17勝、2着13回、3着8回。勝率21.3%、連対率37.5%、複勝率47.5%となっている。もちろん、たくさんのチャンスをいただいたし、もっと勝てたという思いもあるが、数字としてはある程度満足だ。
同じジョッキーでもいろんな考え方があると思うが、自分は勝率だけではなく、連対率と複勝率も気にしているほうだ。連対率は、騎乗の質を表すバロメーターだと思っているし、いかに馬券圏内に入れたかという意味では、複勝率もすごく気になる。実際、人気馬で4着に負けたときなどは、「お客さんに悪いことをしてしまったなぁ…」と、凹むことも珍しくない。
この夏の重賞を振り返ると、カフェブリリアントで臨んだ関屋記念で、1番人気を裏切る結果に(7着)。スタートも巧く出せなかったし、直線の進路取りでも選択ミスがあり、馬に可哀そうなことをしてしまった。直線では、蛯名さん(シャイニープリンス6着)の外を狙っていたのだが、外に出そうとした瞬間、前がパッと開き、咄嗟に進路を切り替えた。が、そこにスッと入り切れず、窮屈な競馬に…。一瞬の判断ではあるが、結果的に自分の選択ミスだ。あのミスがなければ、2着争いには加われたはず。素直に反省している。
▲阪神牝馬S優勝時のカフェブリリアント
関屋記念のときもそうだが、明らかに自分のミスで負けたときには、レース後の取材でも、素直に「失敗しました」と言うことにしている。