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新潟記念を狙う

  • 2015年09月04日(金) 18時00分


◆枠順の明暗も

 お隣りさんの娘ちゃんが“LとR、スペル間違えた〜”と嘆いています。新学期早々、英語の小テストがあったのだとか。
このまえ生まれたような気がするのに中学1年生なんですよね。“美術部やからしゃあないねん”と絵の具つきの体操服姿。
愛想がいいのは幼い頃から変わりません。別れ際だけはいつも“失礼します”とちゃんと敬語です。すくすく育ってほしいなあ。

広大なステージでのハンデ戦。実力が拮抗しており難解な一戦だ。
馬場状態も気になるところ。開催最終日で枠順の明暗もあるだろう。

ネオブラックダイヤを推す。
今年に入ってからの充実ぶりには目を見張るしかない。
控える形になっても我慢が利きしぶとく差し脚を伸ばす。前向きな走りを考慮すればいまは長丁場より中距離戦のほうが合うイメージが強い。近年、このレースはベテラン勢が活躍している。軌道に乗った7歳馬に期待してみたい。

メドウラークはデビュー以降、崩れることなくいまの位置まで昇りつめてきた。
勝ち味に遅かった過去がうそのようにここ4戦の中身は濃い。競馬場がすべて異なり鞍上も違う。そのなかで着差以上の強さを見せているのだから心強い。推進力溢れる走りは今回の面々に交っても引けは取らない。

パッションダンスは小回りが舞台の前走で窮屈な体勢を強いられながら崩れていない。昨春の新潟大賞典を勝っているようにコース適性は高い。脚元が安定している今期は目を離せない存在だ。

アヴ二ールマルシェは幼さを覗かせながら春シーズンを終了。充電期間で心身ともに成長がうかがえ追い比べになれば楽しみが増す。

ダコールの前走は小牧騎手の落ち着いた手綱さばきに応える素晴らしい内容だった。地力強化は目覚ましい。ハンデとの闘いに尽きるのではないか。

マジェスティハーツは左回りだともたれる面を見せない。自分の型を持っており直線勝負で持ち味を生かす。

ラブイズブーシェは小回りコースでは脚がうまくたまらないように映る。今回の舞台なら申し分ない。久々にこの馬らしい末脚が期待できそうだ。

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1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。

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