今週の火曜日、栗東トレセンにリボンフラワーが帰ってきました!熱発の影響でしばし放牧に出ていましたが、すっかり元気になって戻ってきましたよ。嬉しいなぁ。池江師によれば、「追い切り後に熱発したので内視鏡で器官を見たところ、少し炎症がみられました。放牧先では吸入治療をしていただき、体調が戻ってからは15-15程度の調教をやっていました。今後、トレセンでは念のために内視鏡で器官のチェックをしながら、時計を出し、デビューにそなえます」とのことでした。
リボンフラワー
デビュー戦は4回京都か4回東京。いずれも1週目に牝馬限定の芝1600mがあるので、どちらかを考えているそうです。
「ジョッキーはルメール騎手に依頼しています。まだ、どちらになるかは未定ですが東京に行くのも(今後のためにも)メリットがあるしね」と池江師は策を練っていました。
当のリボンフラワーはまだまだ心身ともに幼くてポーっとしていますが、1週ごと追い切りを重ね、実際にレースを走ったりしていくごとにみるみるうちに変わっていくことでしょう。お兄さんのダノンプラチナは2歳戦で活躍していますし、池江師も「初戦から楽しみ」と話しています。期待はどんどん膨らんでしまいます。
8月下旬に栗東トレセンに戻ってきたキロハナ。順調に調教を重ね、来週の神戸新聞杯で復帰予定です。ヒザの骨折で戦列を離れたキロハナは、2戦2勝といまだ負けなし。先週の追い切りではサトノラーゼンとの併せ馬で先着する動きを見せました。
「まだ遊び遊び走っています。ほんと楽しみです」と担当の田重田助手は笑顔を隠しきれません。
キロハナ
今週の追い切りは来週オールカマーに出走予定のサトノノブレスとの併せ馬。ダービー2着のラーゼンをはじめ、格上の馬たちとの組み合わせで追い切られている点からも池江師の高い期待が窺えます。
顔つきや仕草を見ていると、厳しい戦いを経験したサトノラーゼンらに比べると幼い印象を受けますね。でも、それでこの走りをするのだから、どれだけの伸びしろがあるのだろう?と逆に期待とワクワクが止まりません。これからどんどん変わっていきますよ、きっと。すごく楽しみ。
さて、今週はサトノラーゼンがセントライト記念で、ローズSでミッキークイーンが始動しますね。
サトノラーゼンの追い切りは週を追うごとによくなっています。体は以前よりマッチョになりましたね!馬体重も春より少し増えての出走になりそうとのです。「体もですが、精神面も成長しています。以前にも増して、落ち着きが出ていますし、オンとオフがしっかりしています」と担当の橋口助手。この状態なら、人気どおりの結果を出してくれるはずです。
サトノラーゼン
一方、ミッキークイーンも少し体を増やして出走できそう。「少し背も伸びています。体調はいいですよ」と担当の斎藤助手。テンションもちょうどよさそうですし、調教後の運動も牡馬たちより少し早めにあがるなど随所にオーバーワークにならないための気遣いがみられました。大目標はまだ先でしょうが、今週もタイトル馬らしいレースを見せてくれることでしょう。
この秋も池江泰寿厩舎から目が離せませんね!