レースの流れを読むことができれば、好走する調教タイプの判断は難しくない
実は昨年も当コラムで神戸新聞杯を取り上げさせていただきました。当時の内容を要約して再掲すると、2010年以降は神戸新聞杯優勝馬が、菊花賞優勝馬となることが多い、そして、ここで優先出走権を得ると、その馬が優勝することも多いと記しています。優勝馬ワンアンドオンリーは凡走しましたが、このレースで3着のトーホウジャッカルが優勝し、2着サウンズオブアースが2着。やはり神戸新聞杯で優先出走権を得るということは、菊花賞好走に直結すると考えてよいのでしょう。
またレースの流れが遅くなれば、坂路調教馬、速くなればトラックもしくは併用調教馬が好走するとも記しましたが、昨年の神戸新聞杯の1000m通過は60秒8。これは併用調教馬エピファネイアが優勝した2013年よりも1秒遅い時計なので、ワンアンドオンリーを筆頭に上位3頭がすべて坂路調教馬だったのでしょう。特に前半3Fがむちゃくちゃ遅かったので、坂路調教馬が好走しやすい流れにはなったと思います。ですから