ブリーダーズGCと同じ2頭の一騎打ちか/レディスプレリュード
◆本来の力を発揮すれば逆転も可能
ブリーダーズゴールドCの直線は、アムールブリエとサンビスタが3番手以下を離しての一騎打ち。今回もその2頭の勝負と見る。
サンビスタはかしわ記念で牡馬の一線級に挑戦して5着。その反動があったのか、続くスパーキングレディーCでも3コーナーから追い通しで離れた3着だった。続く前走ブリーダーズゴールドCでは直線で一旦は先頭に立ち、最後、アムールブリエにとらえられたとはいえ、アタマ差2着に粘ったレースは復調を感じさせた。牡馬相手でも昨年のチャンピオンズCで4着という実力だけに、本来の力を発揮すれば逆転も可能。アムールブリエとの相対的な斤量差は前回と同じだが、1kg軽くなっての57kgは有利に働くのではないか。
一方のアムールブリエは、前走ブリーダーズゴールドCが、エンプレス杯以来の5か月ぶりで馬体重がプラス28kg。とはいえ昨年秋には496kgでの出走があって、それから馬体が減り続け、それを戻しての500kgということだったのだろう。そういう意味では今回さらなる充実も考えられる。
ブルーチッパーは、レディスプレリュードからJBCレディスクラシックを狙って大井に移籍。昨年のJBCレディスクラシックがサンビスタの5着で、12月のクイーン賞がトロワボヌールの3着。重賞タイトルはなく、JBCの中央枠に入れない可能性を考えての移籍だろう。移籍初戦となった川崎のスパーキングサマーCは、一旦はケイアイレオーネに交わされながらも、ゴール前で差し返してハナ差で勝利。ケイアイレオーネの中央での実績を考えれば、ブルーチッパーも力をつけていると見るべきだろう。
力をつけているといえば、トロワボヌールもそう。前走、スパーキングレディーCで、逃げ粘るサウンドガガを内から差し切ったというレースぶりは見事だった。とはいえ今回は不得手としている右回りだけに狙いを下げた。ここで好走するようなら、同じ大井が舞台となるJBCレディスクラシックは考えなおす必要がある。
ソーミラキュラスは中央から大井に移籍してのこれが初戦。TCK女王盃でサンビスタの3着、函館のマリーンSでは牡馬相手に6着。実力的にはそれほど差はない。
関東オークスでの圧勝ぶりが印象的だったホワイトフーガは、ブリーダーズゴールドCで3着とはいえ、前2頭の争いから5馬身も離された。3歳ゆえ急上昇があれば別だが、同じ2頭が相手となるとまだ厳しいように思う。
◎サンビスタ
◯アムールブリエ
▲ブルーチッパー
△トロワボヌール
△ソーミラキュラス
△ホワイトフーガ