秋のGIがスタートしましたね。最初のスプリンターズSを制したのは栗東・藤原英厩舎のストレイトガールでした。GIを優勝した馬を栗東に戻った直後の翌朝取材させていただきました。すっかり恒例となったこの取材、やらせていただいてすごく嬉しい取材のひとつです。
激戦の直後ですから、かなりぐったりしている馬もいるものですが。ストレイトガールは元気そうなのはもちろんでしたが、実に凛としていたのが印象的でした。年齢のわりにすごく若々しいし、まさに充実一途というかんじでした。かっこよかったなぁ。
僚馬のウリウリもなかなか元気そうでした。これまでは輸送が苦手で馬体重を減らしていたのに、今回は数字はもちろん馬体のコンディションもうまく維持できていたそうです。ストレイトガールは来春の繁殖入りが決定していますが、ウリウリにはまだ来年があります。来年のスプリンターズSの主役はこちらかもしれません。
続いて、先週お伝えしたとおり、種牡馬になるための種畜検査を無事通過したウインバリアシオンの続報です。その後はインフルエンザの予防接種を受けたりと着々と種牡馬になるための体づくりをしています。そんな中、さらなる朗報が!今日、獣医さんに診察してもらったところ、引退のきっかけになった左前脚の浅屈腱不全断裂がすっかりおさまった、と診断されたそうです。お披露目会に参加された方は実際にバリの脚がかなりすっきりしているのを見たと思うのですが、そこからさらに良くなったということなのです。故障した箇所はほぼ完治したと言い切っていいようです。
繋養するスプリングファームの佐々木さんは「本当によかったです」と胸をなでおろしていましたよ!
故障した直後はいったいこれからどうなってしまうのだろう!?と不安だらけのバリさんでしたが、ここにきていろんなことをクリア。軌道にのってきたかんじがします。本当によかった。安心材料も増えたので、以前から予告していたウインバリアシオンの公式ホームページの立ち上げを近いうちに発表したいと思います。いま、関係各所と最後の詰めを行っているところなので、もうちょっとだけお待ちくださいね。
2日、先週の金曜日になりますが、ウオッカの3番仔であるタニノアーバンシーが栗東トレセンに帰厩しました。今週水曜に1本目の追い切りを消化。
「休み明けですが、しっかり走れていましたよ」と辻野助手は順調さを報告してくれました。具体的な復帰戦はまだ未定ですが、そんなに遠い日ではなさそうです。続報をまたお知らせしますね。
最後に今週の競馬の話を。10月10日、池江泰郎元調教師の愛馬・リボンフラワーがデビューします。京都5レース、ジョッキーは予定どおりルメール騎手です。池江泰寿調教師は「新馬向き」と話していましたし、追い切りもしっかりこなしています。
メンバーは強いですが、初戦から面白いのではないか!と思ってます。池江泰郎氏がはじめて馬主になったネージュドールは結局未勝利で地方に転出してしまいましたから、ここはJRA初勝利を期待したいものです。
京都大賞典に出走するラブリーデイの状態はかなりよさそう!秋を迎えた池江泰寿厩舎の活躍、とても楽しみです。