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◆ここが正念場

　ハッピースプリントは東京ダービーを勝って以降勝ち星がなく、ジャパンダートダービーでカゼノコにハナ差とらえられてツキが落ちてしまったのだろうか。古馬になって復活できるかどうか、ここが正念場。相手が連覇を目指すベストウォーリアとはいえ、JpnIのタイトルはそのひとつだけ。ワンダーアキュートは今年かしわ記念を制したとはいえさすがに9歳馬。JpnIにしては相手に恵まれた。帝王賞でホッコータルマエ、クリソライトに次ぐ3着は充実してきていると見ていい。

　ベストウォーリアは59kgを背負って完勝した前走プロキオンSのレースぶりを見ても、1400mがベスト。とはいえ、フェブラリーSでコパノリッキーにコンマ2秒差というレースでは十分に強さを見せた。連覇も期待できる。

　昨年逃げて2着だったのがポアゾンブラック。そのときは中央所属で、今年夏を前に北海道に移籍した。ここは当初から目標にしてきたレース。距離は違うがクラスターCでダノンレジェンドの2着という経験は生きるはず。

　ワンダーアキュートは、かしわ記念で9歳にしてのJpnI制覇は見事だった。エスポワールシチー、トランセンド、スマートファルコンなど、近年のダート最強世代と戦ってきただけのことはある。かしわ記念を勝ったとはいえ、マイルはやや短い印象。それでも◎○は実際に負かした相手であり、印は押し出されての△だが、ここでもチャンスはありそう。

　サマーチャンピオンを制したタガノトネールだが、オーバルスプリントのレースぶりから、さすがにこのメンバーでは荷が重い。3着争いまで。

　アドマイヤロイヤルは、4年連続での出走。過去3回は、3着、5着、3着という成績。今年8歳でムラ駆けも目立つようになっているだけに、こちらも3着争いまで。

◎ハッピースプリント
○ベストウォーリア
▲ポアゾンブラック
△ワンダーアキュート
△タガノトネール
△アドマイヤロイヤル