今年の秋華賞は夏の上がり馬の勢いが勝るのか、春の実績馬が巻き返すのか、馬券検討が難解なレースとなりそう。最後の1冠を手にするのは果たしてどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■10/18(日) 秋華賞(3歳・牝・GI・京都芝2000m)
タッチングスピーチ(牝3、栗東・石坂正厩舎)は前走のローズSを鮮やかに快勝。一気に主役候補に躍り出た。春はポジションを取りにいったこともあり、その末脚を生かすことができていなかったが、2走前からじっくりと構える競馬で結果を出せるようになった。今回は内回りの2000mというコースが課題となるが、じっくりと自分の形で運べば再度末脚が炸裂する場面も。
ミッキークイーン(牝3、栗東・池江泰寿厩舎)は前哨戦のローズSでタッチングスピーチに敗れたが、休み明けの上にスタートで出遅れたことを考えれば上々の内容だろう。後方から末を生かす脚質の割に崩れないタイプで、3走前の忘れな草賞のようなレースができれば、今回の条件でも問題はない。当然勝ち負けが期待される。
トーセンビクトリー(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)は夏の間に着実にステップアップ。前走のローズSでもキッチリと権利をつかみ取った。まだまだ底を見せておらず、立ち回りが巧いところもあって上位争いに食い込むチャンスは十分にある。
レッツゴードンキ(牝3、栗東・梅田智之厩舎)はローズSでは抑え切れない面を見せて4着に終わったが、能力は当然ここでも引けを取らない。先行力が生きるコースで、うまく折り合いをつけていければ巻き返しがあっても良い。
その他、ぶっつけ本番も能力上位のココロノアイ(牝3、美浦・尾関知人厩舎)、紫苑Sでキッチリと権利をつかみ取ったクインズミラーグロ(牝3、美浦・和田正道厩舎)、前走で早目の立ち回りをしたことが生きてきそうなクイーンズリング(牝3、栗東・吉村圭司厩舎)、距離実績と先行力が魅力のシングウィズジョイ(牝3、栗東・友道康夫厩舎)、桜花賞・オークスは惨敗も能力は高いキャットコイン(牝3、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)辺りも上位争いに加われても良い。発走は15時40分。
【データ分析】
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