先週行われたばかりのチャンピオンズCの回顧をしていただきます! さらに阪神JF、朝日杯FSで騎乗予定のウインミレーユとウインオスカーの手応えも教えていただきました。果たして、2頭の可能性は!?
(取材・文/大薮喬介)
次は何とか巻き返したい
――チャンピオンズCは残念ながら13着でした。スタートはスッと出ましたよね。
松山 ええ、スタートは良かったです。レース前も、コパノリッキーが逃げるかなと思っていたので、展開も予想通りでした。
――最初のコーナーまではそのコパノリッキーが内から、外からクリノスターオー、ガンピットが先行争いをしていましたが、逃げようとは思わなかったんですか?
松山 絶対に逃げないといけない馬ではないので、何が何でもという気はなかったです。ただ、前走が1200mで今回が1800mだったので、終始力んで走っていましたね。
――直線での手応えはいかがでした?
松山 前にいたクリノスターオーが下がってきたので、内を突いたんですが、道中力んでいたので、その分伸びきれませんでした…。
――レース前に作戦はあったんですか?
松山 馬主の方や小野先生と話し合って、馬の後ろで脚をためる競馬をするつもりでした。実際、フェブラリーSでもコーラルSでも差して、差のない競馬をしていますから。ただ、やっぱり前走で1200mを使って逃げ切っているので、少し気が入っていましたね。終始力んで走っていましたし、もし逃げても勝ち負けできたかは微妙だったと思いますが、コーリンベリーらしい競馬ができなかったのは申し訳なかったです。
――距離延長はスタミナの問題よりも、馬の気持ちの部分が大きいんですね。コーリンベリーの次走は決まっているんですか?
松山 おそらくフェブラリーSに直行すると思います。
――チャンピオンズCは残念でしたけど、1800mを使ったことが次走のプラスになるといいですね。気が早いですが、フェブラリーSの手応えはいかがですか?
松山 ユニコーンSでも2着にきていますし、今年のフェブラリーSでも出遅れましたが、着差はそれほどなかった(0.5秒差・10着)ので距離は問題ないです。チャンピオンズCは1200からの1800だったのと、コーナーが4つだったので力んで走っていましたが、東京はコーナーが2つなので、それも大丈夫だと思います。次は何とか巻き返したいですね。
次は何とか巻き返したいですね
――次に期待ですね。今後は阪神JFでウインミレーユ、次の週の朝日杯FSはウインオスカーに騎乗する予定ですよね。2頭の可能性も教えていただけますか?
松山 ミレーユはレースで乗ったことはありませんが、調教には乗っています。良い馬ですよ。そんなに大きい馬ではないんですが、パワフルです。気がいいタイプなので、コーリンベリーと同じで折り合いに気をつけたいですね。いいポジションで競馬ができて、折り合いもつけば、チャンスはあると思います。オスカーは前走の秋明菊賞(2着)が久々でしたから、朝日杯はさらに良くなっていると思います。その前走も久々ながらもしっかり走ってくれましたから、やっぱり能力はあるなと感じました。上積みに期待したいですね。
【次回のキシュトーークは!?】
次回は、「大きな声が出ないせいで、競馬学校を落ちかけた!?」などのエピソードを語っていただきます。乞うご期待!
■■読者プレゼント■■
300勝を記念して松山騎手が作成したオリジナルキャップをプレゼントいたします。カラーはブラックとネイビー。それぞれ1名様。下記のフォームよりふるってご応募ください。
※受付は終了いたしました。