日本馬の多くはすでに木曜日に、一部は金曜日にレース前の最終追い切りをこなした。レース前日土曜日の朝は、ステファノス、フィエロが芝コースでキャンター、サトノアラジン、ヌーヴォレコルト、ダノンプラチナ、ミッキーアイル、サクラゴスペル、ストレイトガールはオールウェザーコースでそれぞれ軽めの調整を行った。また当初検疫厩舎まわりでの調整と伝えられていたエイシンヒカリ、モーリスも、オールウェザーコースに姿を見せた。
香港ではハッピーバレー競馬場でインターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップが行われた水曜日に、「年に一度あるかないか」(現地記者)というほどの大雨が降ったものの、土曜日朝のシャティン競馬場の馬場はかなり回復傾向にあった。芝の密集度こそ日本ほどではないものの、何度か香港に遠征している複数の調教師が、「以前の香港の馬場とは違って、日本の馬場に近い状態になっている」と話していた。
レース当日は、晴れ時々曇りで、最高気温は22度という予報。パンパンの良馬場にまではならないだろうが、いい馬場状態でレースを迎えられそうだ。
・音無秀孝調教師(ミッキーアイル)
(撮影:高橋正和)
「馬場の状態はいいと思います。ただそれが合うかどうかはやってみないとわかりません。日本での追い切りで時計が出過ぎていたので心配していましたが、こちらに来てから状態はよくなっています」
・斎藤誠調教師(ヌーヴォレコルト)
(撮影:高橋正和)
「輸送にも動じない馬なので、去年からオーナーには海外に行ってみたいと話していて、今回それが実現しました