チャンピオンズCの結果は残念でしたが、次走のフェブラリーSで巻き返しを誓った松山ジョッキー。実は勝利インタビュー時の受け答えで悩んでいることがあるそうです。いったい何に悩んでいるのでしょうか!?
(取材・文/大薮喬介)
ボイストレーニングに通うかも!?
――話をJBCスプリントに戻しますが、勝利インタビューの時は初GIとは思えないほど、落ち着いていましたね。
松山 本当ですか!? 周りからは「あまりうれしそうじゃないね」とか、「初めてGIを勝ったと思えない」って言われて(苦笑)。でも、本当にうれしかったんですよ、気持ちが表に出ないタイプなんです!それに質問に答える時の出だしが「はい、あの〜」ばっかりですよね…。これまでの勝利インタビューでは「はい、そうですね〜」が多かったので、それを止めようと思ったら、今度は「はい、あの〜」になってしまって(苦笑)。ホント、勝利インタビューは難しいです。どうしたらいいんですかね? 「はい!〜〜です」ってハキハキ言ったほうがいいのかなぁ。
――「あの〜」よりは「そうですね」のほうがいいような(笑)。もっと元気よく、声を張ったら、うれしさを表現できるんじゃないですか?
松山 声を張っているのですけど…。そういえば、競馬学校の2次試験の時も、遠くに離れた先生たちに大きな声で自分の地元のアピールをするっていう試験があったんですが、僕だけ3回やり直しました…。
――3回もやり直すのは、よっぽど声が出てなかったんですね(笑)。
松山 恥ずかしくて声を出さないとかじゃないですからね。試験ですし、ここまできたら落ちたくないと思ったので、全力で「僕は神戸出身で! 神戸は〜〜が有名です!」って大声を出したのに、まったく聞こえなかったみたいで…。3回目なんて声がかすれてしまって、何を言っているかわからなかったと思いますよ。
――まぁ、それが松山ジョッキーらしいといえば、らしいですよね(笑)。普段もそんなに大きな声で話すタイプじゃないですし。
松山 こうなったら、ボイストレーニングでも通おうかな。この声量のまま30歳を迎えたくないです(笑)。
――今25歳ですよね? 30歳まで、まだまだじゃないですか。それに今のままでいいと思いますよ。しかし、本当に変わった試験ですよね。
松山 正直、試験に落ちたと思いました(苦笑)。
正直、試験に落ちたと思いました…
――それで落ちたら、悔やんでも悔やみきれないですよね。
松山 あんな試験があるなんて思ってもいなかったですから。みんな一発OKで、僕だけ3回…。
――きっと今後の勝利インタビューは注目されると思いますよ、違う意味で(笑)。
松山 「はい、あの〜」や「はい、ええっと〜」は言いませんよ! 大きな声でハキハキと答えます。
――見物ですね(笑)。
松山 ちょっと〜、余計なプレッシャーをかけないでください!
【次回のキシュトーークU25は!?】
松山ジョッキーのインタビューも次回で最終回。「最近ハマっていること」を語ってくれました。ももクロではないですよ、念のため。
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