4角~直線
逃げ・前目は当然ながら、差した時でも4角では好位置にもって来る騎乗をしています。
タメて直線勝負という騎乗は見られません。また、内か外かのチョイスでは外目を選択する傾向にある可能性があります。現状では不利を敬遠するタイプの騎手なのかも知れません。
直線でのスパートは顕著な早仕掛けで、300m~250m間でもかなり脚を使って押し切りにいきます。これでも馬の脚がもつのは3キロ減量だからという部分がかなり多い印象。これも良く言えば斤量差を活かしている、悪く言えば斤量差が無いと出来ない騎乗と言えると思います。
最後の最後で脚を全開放という騎乗がなく、減量の無い騎手だと2着3着に取りこぼす乗り方になっており、実際ジリッと勝ったハナ差・アタマ差のレースも10勝前後あり、もし減量が無ければ全て取りこぼしているのではと思います。
総評
1.スタートセンスを武器に、前目のポジションから押切りに行く勝ちパターンを確立しているため迷い無く競馬が出来る事が勝星に直結していると分析する。
ただし軽斤量の恩恵も多く、現状のままでは減量期間終了後に伸び悩む可能性がある。
2.勝ちパターンに戦術が偏重しすぎている。前目からの押切りが通用するのはせいぜいローカルの条件戦くらい。京都・阪神・中京・新潟・福島すべての競馬場で乗り方が同じ。重賞では早目抜け出しは後続から猛追撃を喰らうので、上を目指すのであればタメを効かせる競馬を習得する必要がある。
現状では有望度40点!
元馬術の選手です。ネットケイバでは主に競走馬掲示板にて活動しています。2016.11.11記諸般の事情により、当面はブログで活動いたします。追い切り所見・レース回顧を中心に、内容そ...
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