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有馬記念の注目血統

  • 2015年12月23日(水) 18時00分


◆外枠に入った馬は能力以上に配当がつくことも間違いない

 昨年の有馬記念は最初に希望枠順を引き当てたジェンティルドンナが4番ゲートを希望して1着。2番目のトゥザワールドが6番ゲートを希望して2着。

 今年はあまりにも露骨すぎるので、早速、廃止されたのですね。。。いくら血統が合っていても枠順次第では馬券になれないことも露呈してしまった昨年の抽選会でした。

 ただし、有馬記念は、ほぼすべての記者の皆さんも枠を見てから予想を公開するので、外枠に入った馬は能力以上に配当がつくことも間違いないのですが。

 と、枠順前の見解と断った上で、今のところ、有馬記念に向く血統馬で注目しているのは、リアファル、ルージュバックの3歳馬2頭。

 なお、3歳馬に注目するのは、有馬記念自体が3歳馬に有利なことと、血統馬券は、底を見せてない馬を買うことに価値がある。と、勝手に思ってるからです。

 リアファルは母父がキングマンボ系のエルコンドルパサー。キングマンボ系はここ数年の有馬記念で抜群の相性を見せる系統。過去5年の有馬記念を6人気以下の人気薄で馬券になった馬は4頭。このうち3頭(トゥザワールド、トゥザグローリー、エイシンフラッシュ)は父がキングマンボ系。マンハッタンカフェが勝利した2001年の有馬記念を最低人気で2着に激走したアメリカンボスも父がキングマンボでした。

 前走の菊花賞は、ゴール前が平坦で結果的に1、2着は母系がスピード色の強い血統。リアファルは母系が重厚ですから、ゴール前に急坂がある中山コースの方が重厚さを活かせる可能性が高く、大幅な上積みも見込めます。

 ルージュバックは母父がヴァイスリージェント系。今の中山芝はヴァイスリージェント系が爆発的に走っている馬場。

 今開催の中山芝は父か母父ヴァイスリージェント系が14頭馬券に。単勝回収率は269%。複勝回収率も282%

 先週日曜10レースのクリスマスカップは母父ヴァイスリージェント系のヤマニンプチガトーが単勝70倍で1着。土曜日の最終レースも12人気のアンレールが3着。

 有馬記念のルージュバックだけではなく、他の芝レースもヴァイスリージェント系に注目です。なお、亀谷ホームページで無料公開中の出馬表(スマート出馬表)では出走馬の全系統が無料掲載されています。ヴァイスリージェント系を徹底的にチェックしてください。

 ゴールドシップは外枠も問題ないタイプ。ファンの皆様にとっても配当がつくので外枠の方がいいでしょう。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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