今年の共同通信杯は魅力的なメンバーが揃ったが、その中でも新馬戦・ホープフルSと連勝しているハートレーに注目が集まりそうだ。同馬が無傷の3連勝を飾るか、スマートオーディンら強豪がこれを阻むか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■2/14(日) 共同通信杯(3歳・GIII・東京芝1800m)
ハートレー(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)は新馬戦、ホープフルSと2連勝。特に前走のホープフルSでは、ロードクエストやバティスティーニといった強敵を下しており、一気にクラシック候補として名を上げた。ここも突破して、万全の状態で王者リオンディーズらとの対決に臨むことができるか。
スマートオーディン(牡3、栗東・松田国英厩舎)は東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬。こちらも強豪揃いのレースだったが、上がり32秒9の脚で大外から一気に突き抜けた。決め手はここでも最上位と言ってよく、重賞連勝の期待がかかる。
その他、京成杯で3着も強烈な脚を見せたメートルダール(牡3、美浦・戸田博文厩舎)、京都2歳Sで2着のリスペクトアース(牡3、美浦・小笠倫弘厩舎)、能力では引けを取らないイモータル(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)なども上位争いの候補。発走は15時45分。
【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[3-3-1-3]勝率30.0%、複勝率70.0%と通常の1番人気と同じくらいの好走率。1〜5番人気が[9-9-7-25]複勝率50.0%、複勝回収率83%、6〜10番人気が[1-1-2-45]複勝率8.2%、複勝回収率48%。11番人気以下が[0-0-1-24]複勝率4.0%、複勝回収率48%と、世代屈指の実力馬・素質馬が人気になってそのまま好走するレースといえる。
前走着順(過去10回)…前走の着順が4着以下の馬が[0-2-4-50]複勝率10.7%、3着以内だった馬が[10-8-6-44]複勝率35.3%と相当な差がある。4着以下から巻き返した馬の大半は重賞での負けが多く、500万条件で敗退していた馬などは全消しでも良いだろう。前走3着以内の馬の中でも、その前走が重賞だった場合は[5-4-2-5]複勝率68.8%、複勝回収率115%と高い複勝率を誇る。
枠番(過去10回)…1〜5枠の馬が[8-7-6-46]複勝率31.3%、複勝回収率83%に対して、6〜8枠の馬が[2-3-4-48]複勝率15.8%、複勝回収率38%と実力馬が走りやすいレースではあるが、外枠は基本的に減点材料として捉えるべきかもしれない。
◆スマートオーディン
・陣営コメント/松田国調教師
「前走(東スポ杯2歳S1着)は強い競馬をしてくれましたね。その後は厩舎においてじっくり調整してきましたが、ここにきてキ甲が抜けてだいぶ体つきも大人になってきた印象。プール調教なども取り入れて体力向上を図ってきて完成してきた感じがしています。まだ