▲ダート界の新旧交代に向けノンコノユメを管理する加藤征弘調教師が勝算を語る
古馬初対戦となった前哨戦の武蔵野Sに完勝して臨んだチャンピオンズC(GI)。けれども中京のダート1800mは、追い込みに不利なコースとも言われる。レース前、管理する加藤征弘調教師も、懸念材料の1つにコース条件を上げていた。それでも最内枠スタートから、直線ではインを突いて差し脚を伸ばし、不利な条件の中でも2着と気を吐いた。今回のフェブラリーSでは、これまで5戦4勝の東京ダート1600mに舞台が移る。得意の条件で自慢の末脚が炸裂すれば、新旧交代も夢ではない。同馬を管理する加藤征弘調教師に話を聞いた。(取材・文・写真:佐々木祥恵)
「間違いなく力がついてきている」
チャンピオンズCの前に、加藤はこう話していた。
「中京は追い込みがききにくいですからね。(武蔵野Sで)1600mの速い流れを経験したことで、1800mになる今回はある程度の位置を取れるかもしれないですし、それができなくても道中での追走が楽になるのではないでしょうか」
しかし当たった枠は1枠1番。
「ジョッキー(ルメール騎手)は、レース前に内に行くと言っていました」
ゲートが開いてみると、やはり後方からの競馬になった。
「ペースも速かったですし