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牝馬相手なら不動の中心馬/エンプレス杯

  • 2016年03月01日(火) 18時00分


◆過去10年間1番人気馬は順当も2番人気は不振傾向

 4歳以上牝馬によるダート2100mとハードな争いで、過去10年間における1番人気馬の成績は「3・3・2・2」と順当だが、2番人気は「1・1・3・5」と不振傾向である。

 例年通り中央馬の実績が抜けており、アムールブリエを中心にタマノブリュネット・イントロダクション・ティンバレス・ヴィータアレグリアによる壁は厚く、地方馬ではトーセンマリオンがどこまで健闘できるかだろう。

 ◎アムールブリエは昨年の優勝馬であり、強敵相手の川崎記念は3着と苦戦したものの、牝馬相手なら不動の中心馬といえる。

 ○タマノブリュネットは使われつつ調子を上げ、TCK女王盃では3着と健闘しており、調教の動きの良さからも有力視したい。

 ▲イントロダクションはダート経験こそ浅いが、乗り慣れた横山が末脚勝負に賭ければ優勝も夢ではない。

 ×ティンバレスはここ2戦のレース内容に成長がうかがえ、追い切りの動きも良く、距離延長で怖い存在となった。

 注ヴィータアレグリアは2連勝のあと一息入れたが、仕上がり状態は良い。

 △トーセンマリオンにとって距離延長は好材料だし、森の手綱で軽視は禁物。

◎05アムールブリエ
○09タマノブリュネット
▲01イントロダクション
×07ティンバレス
注04ヴィータアレグリア
△06トーセンマリオン

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競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

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