チューリップ賞は3頭、弥生賞は1点勝負
まちに待ったドゥラメンテの復帰戦となった中山記念ですが、いろんな意味で驚きと感動の内容でした。9ヶ月しかも骨折明け、心身共に仕上げは難しさがあったと思います。その全てをクリアし、なおかつ1戦1戦の歩みがきちんと繋がっての内容に感動してしまいました。
まずはパドック。プラス18キロの数字その全てが成長分と見受けられるものでした。また体のラインも崩れておらず、背中をきちんと使っての歩き。また皐月賞から見せた前脚を高く突き出すような歩き。あれは自らストレッチをしていると私は捉えていますが、あの動きは体が使えている証。あの姿に今回、大丈夫だと確信が持てるものでした。
続いて驚かされたのが返し馬。キャンターをおろしてからすぐにデムーロ騎手が左手で首筋をポンポンと撫でるシーンがありました。久々で、しかも折り合いの課題があったドゥラメンテでこの状況、凄いなぁと感心してしまいました。
そしてレース、ダービーの時と同じくリアルスティールよりも前で競馬をし、なおかつきちんと折り合っている姿には1戦1戦のレースや日々の調教のあり方、その全てが繋がっているのだなぁ〜と再認識させられるものでした。厩舎陣営・デムーロ騎手・牧場、そして馬、その全てが素晴らしいの一言です。ただただ感動しましたし、馬作りってこうでなくてはダメというか、これこそが馬作りと言えるものなのだなぁと感じるものでもありました。
一方、2着にきたアンビシャスもリラックスして走れていた道中と最後の脚、賞金加算もできましたし、この先楽しみになるものでした。
さて今週も楽しみなレース・馬の出走となります。まずはチューリップ賞、ここは3頭に絞ります。ゲートの不安などはありますが末脚は一級品のジュエラーと、2連勝中のシンハライト、そして前走の弾け方に驚かされたレッドアヴァンセ。特にジュエラーの追いきりは素晴らしいものでした。
一方の弥生賞はリオンディーズ・マカヒキの1点勝負でいこうと考えています。両馬共に前走時のデキとはいかないものの、能力は抜けた存在に感じます。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。