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　新潟2歳Sを圧勝したロードクエスト、無敗で京都2歳Sを制しているドレッドノータスが登場。今年のスプリングSはこの2頭の対決に注目が集まりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/20(日)　スプリングS(3歳・牡牝・GII・中山芝1800m)

　ロードクエスト(牡3、美浦・小島茂之厩舎)はデビュー2戦目の新潟2歳Sを持ったままで圧勝し、クラシック候補との期待を集めた。前走のホープフルSでは2着に敗れたものの、右回りや距離延長などは問題ないところは見せている。ここを勝ってリオンディーズやマカヒキ、サトノダイヤモンドとの対戦に臨むことができるか。

　ドレッドノータス(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)は新馬戦、京都2歳Sと無傷の2連勝。派手な勝ち方はしていないが、すんなりと先行できるセンスの高さと、競り合いを制する勝負強さを持っている。ここも突破して、3頭目の無敗馬として皐月賞へ向かいたいところだろう。

　その他、連勝中のマウントロブソン(牡3、美浦・堀宣行厩舎)、若葉Sとのダブル登録だが出てくれば面白いミッキーロケット(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)、朝日杯FS以外では大負けしていないアドマイヤモラール(牡3、美浦・上原博之厩舎)、この条件は悪くなさそうなプランスシャルマン(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)なども上位進出を窺う。発走は15時45分。

【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[4-2-2-0]勝率40.0%、複勝率100.0%と複勝圏パーフェクト。1〜5番人気が[9-7-6-28]複勝率44.0%、複勝回収率69%、6〜10番人気が[1-2-3-44]複勝率12.0%、複勝回収率58%。11番人気以下が[0-1-1-47]複勝率4.1%、複勝回収率32%と人気がなくなるほど回収率も落ちるように、人気馬が堅実に走る傾向がある。

前走着順(過去10回)…前走の着順が3着以内の馬が[10-7-10-65]複勝率29.8%、複勝回収率68%と複勝圏の9割を占める。前走4〜5着馬が[0-2-0-19]複勝率9.5%、複勝回収率40%、6着以下の馬が[0-1-0-35]複勝率2.8%、複勝回収率23%と前走の着順が今回のレースの結果とかなり結びついている。

キャリア(過去10回)…このレースに出走するまでのキャリア数が4戦以下の馬が[5-9-7-55]複勝率27.6%、複勝回収率77%、5戦以上の馬が[5-1-3-64]複勝率12.3%、複勝回収率29%と、キャリアが少なく能力の上限の可能性を見せていないようなタイプの方が好走する。また、中2週以内で臨む馬が[0-1-1-26]複勝率7.1%と凡走が多いように、無理してこのレースに出走してくるような馬には厳しいレースとなっている。

◆ロードクエスト
・一週前調教診断/井内利彰
　新潟2歳S以来となった前走。追い切り本数は小島茂之厩舎らしく、かなり多く、仕上がり状態としては決して悪くなかったと思われる。そもそも新潟2歳Sも休み明けだったので、レース間隔がひらくことは全く問題ないタイプ。相手関係や初めての場所と距離など、いくつかの要素が重なって、2着という結果に終わったと思った方がよい。
　今回の中間も入念すぎるくらいに乗り込まれている。3月10日の1週前追い切りではレースで初騎乗となる池添謙一騎手が跨って、南Wで4F追い。単走だったが