来週末の26日、現役最強馬のドゥラメンテが、いよいよ世界の舞台に立ちます。先日のコラムで(記事は文末の戻るから)、「血統」「調教」「馬体」というファクターからその強さを探ってきましたが、レース中のドゥラメンテは、どこがどのように優れているのか。国内最終戦となった中山記念で実際に対戦した騎手たちが、騎手ならではの視点で、強さの秘密を証言します!(取材:大恵陽子・栗東、佐々木祥恵・美浦)
【証言(1)】C.ルメール騎手『ドゥラメンテが一番チャンス』

(アンビシャスで2着 撮影:大恵陽子)
「中山記念のゴール前、アンビシャスで差せると思ったのですが、ドゥラメンテはスタミナがあって休み明けでもゴールまで粘っていましたね。状態としては、おそらく70%くらいのコンディションだったと思いますが、瞬発力もある馬です。ちなみに、アンビシャスも休み明けで、距離は中山記念の1800mが限界だ思っています。1800mより短いほうがいいですね。
日本馬はとても強く、世界中どこでもGIを勝てると思います。今年のドバイミーティングでは、多くの日本馬にチャンスがあると思うけど、中でもドゥラメンテのドバイシーマクラシックは一番チャンスがあると思います。楽しみです。がんばってください!」
なお、ドバイ当日は、高松宮記念でアルビアーノに騎乗するルメール騎手。