今年、世界ランク1位タイに躍り出たドゥラメンテ。実質的な日本馬の総大将として挑むシーマクラシックで、はたしてライバルは!? 海外競馬のスペシャリスト・奥野庸介が客観的な視点でシーマクラシック&ワールドCを大胆予想!文・奥野庸介(TIS)【シーマクラシック】
日本馬による上位独占も!?
昨年の二冠馬
ドゥラメンテに加えてJC2着の
ラストインパクト、ダービー馬
ワンアンドオンリーという強力布陣で臨むシーマクラシック。プレップのドバイシティオブゴールドを完勝した英国馬
ポストポンドをエースとする欧州勢が対抗勢力となる。大方の見方はドゥラメンテVSポストポンドだが、筆者は6:4でドゥラメンテ有利と読んでいる。欲を言えば現地で一戦したかったが、中山記念がその代わりとなったはず。心身の成長は目を見張るものがあり、今のデキなら世界のどこへ出ても通用する。
ポストポンドは昨年のキングジョージ優勝馬。ドバウィ産駒らしく、スピードと勝負根性は折り紙付き。5歳になって益々充実している。
アイルランドを本拠にする
ハイランドリールは米国(G1セクレタリアトS)、香港(G1香港ヴァーズ)で大輪を咲かせたグローヴトロッター(世界を股にかけて活躍する馬)。環境の変化をプラスにするタイプだ。さらにはフランス馬
ダリアンも争覇圏に加わる。
展開がはまればラストインパクトの一発が怖い。近走成績は芳しくないが、メイダンで好走実績のあるワンアンドオンリーの巻返しは十分に考えられる。日本馬による上位独占があっても不思議ない。
[奥野庸介の予想]
◎